内容説明
本書の目的は、私たちの生活に身近な事例や生活とは無縁ではない政策について検討することによって、新しい時代の「かたち」を描くことにあります。行政と住民との新しい関係をどのように構築するのか、環境などの避けられない価値を私たちは地域社会を形成する政策問題としてどのように認識するのか、などが主要なテーマです。これまでの地方自治関係のテキストにはみられない、住民と共に考える理論と実践のコンパクトな書を目指しました。
目次
序章 新しい時代の新しい地方自治
第1章 行政の監視の意味―市民オンブズマン活動の教訓
第2章 住民・行政関係の4つの領域対応―これからの住民参加と行政に求められるもの
第3章 進展する広域行政の可能性と限界
第4章 環境問題の真の解決を求めて
第5章 環境政策の形成をめぐる住民と自治体―各地の事例から
終章 「地方」・盛岡発の息吹―あるNPO団体の事例から