もうひとつのピアノ

もうひとつのピアノ

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  • サイズ A5判/ページ数 135p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784337330399
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8391

内容説明

(きこえる、きこえる。ほら、きこえる)美和は、またあの不思議な声が聞こえたように思った。電車が突然止まった。そして、うしろにさがりはじめた。「スイッチバックね」うしろへひっぱられるような不思議な感覚が、全身をおそった。

著者等紹介

山崎玲子[ヤマザキレイコ]
1958年長野県に生まれる。千葉大学教育学部卒業、日本女子大学大学院(児童学研究科)修了。安藤美紀夫氏に師事する。信州児童文学会会員。日本児童文学学会・絵本学会会員。研究も志す。「ふろむ」同人。少年少女の雑誌『とうげの旗』に作品を発表。『こちら動物病院―にんげんもみます』(『とうげの旗』連載)でとうげの旗作品賞を受賞。専門学校で、保育士をめざす若者に保育を教える。一男一女の母

狩野富貴子[カリノフキコ]
1945年高知県に生まれる。広告の仕事を経て児童書の世界に入る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミーコ

41
昔 ピアニストを目指していたお母さんを持つ美和。物心ついた頃から 自分はピアニストを目指すのが普通になっていた・・・ けれどコンテストで2位しか取れず 心が歪んで行きます。そして小指が動かなくなり・・・。でも今まで1人ほっちが当たり前になってた美和、後ろの席の女の子と仲良くなり 次第に本当の自分を取り戻して行きます。少女の成長して行く姿が とても良かったです。2018/09/23

ねこねこ

2
小4の息子の国語のテキストに載っていたお話。 続きが気になって購入。高学年になると早い子だと、自分の意思を持ちはじめて、親が強制しても違う考えを持つようになる。このお話は、大人になる第一歩を踏み出す物語。我が家の小6の長男がちょうど同じだったので、美和の気持ちがわかるなぁと思いながら読んだ。自分もこんな時期があったなぁと懐かしく思うと共に、我が子にはなるべく押し付けないように、柔らかな心を持っていたいなと思った。2024/01/01

Miyabi

1
私を動けなくするものは私。 2013/05/15

ボンベイサファイア

0
★★★★☆2011/08/01

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