感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
127
落語絵本シリーズ第2弾のネタは、『まんじゅうこわい』です。この落語も、元ネタを知らずに読んだのですが、不思議なお話ですね。長屋に住んでいる若い男たちが、神妙な顔をして話しているかと思えば、なんと互いの「きらいなもの」について話をしているのです。へび、たぬき、クモ、こうもり、毛虫などなど。ところが、松つぁんだけは、きらいなものがないらしい。そこで男たちは詰め寄ってみると、「まんじゅう」が怖いと白状します。それを知った男衆は…。結末は、なんとなく読めてしまいますが、こういう展開嫌いではないですね。2015/09/13
馨
122
落語絵本シリーズにハマってしまっています。本当に面白いので、声に出して笑ってしまいました。まんじゅうが怖いと言って大好きなまんじゅうを沢山もらうずるがしこい主人公に騙される仲間たち、ストーリー考える人は凄いし、落語家が話すのもちゃんと聞いてみたくなりました。この絵本は読み聞かせたら落語家っぽくなる文体なので落語家の気分は味わえると思います。2018/01/27
ぶち
79
よく知られている落語「まんじゅうこわい」の絵本です。サゲもバレてしまっています。それでも、読んでいて楽しいです。若い衆が集まって自分の嫌いでこわいものを言い合います。ヘビ、タヌキ、クモ、コウモリ、ケムシ、アリ。それぞれに嫌いな理由があります。それを絵で表現してくれているのですが、それが面白く、次はどんな嫌なモノが出てくるんだろうとページをめくるのが楽しくてたまりません。この噺はある種のイジメのお話なんですが、根元のところではみんな仲良しなんですね。そうでないと、サゲで思いっきり笑うことができません。2024/07/13
yomineko＠ヴィタリにゃん
60
読み友様からのご紹介本です📚有名な落語。町内の若者が集まり、それぞれ嫌いなものを言い合う。松っつあんは怖いものなんてないと威勢がいいが、まんじゅうが怖いと言う。そこで彼に嫌がらせしようと山積みのまんじゅうを置いたが、、、あれ？怖がるどころかむしゃむしゃ食べている！！！で、今度はお茶が怖いんだって(笑)私、猫が怖い～(笑)2024/07/27
しゅわ
59
【図書館】先日読んだ『うえきばちです』があまりに良かったので、ほかにはどんな絵本を描いてらっしゃるんだろう！？と調べたら、「落語絵本シリーズ」なるものを発見！さっそく有名どころを数冊借りてきてみました。ご存知｢まんじゅうがこわい｣と言った松っつあんのお話です。娘は、松っつあんの機転より、コウモリの傘やアリのごまご飯…そしてまんじゅうの種類の多さの方がビックリだったようです。2015/05/26
