ムースの大だいこ - カナダ・インディアンのおはなし

  • ポイントキャンペーン

ムースの大だいこ - カナダ・インディアンのおはなし

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A4判/ページ数 1冊(頁/高さ 31cm
  • 商品コード 9784906268863
  • NDC分類 E
  • Cコード C0000

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

324
原話はカナダの先住民の人々が伝承してきた物語。秋野和子による再話、秋野亥左牟の絵。お話はアイヌの人々と熊との関係を語る民話と通底性を持つように思われる。気候条件の上からも、また遥かに昔の文化的な繋がりもそれを支持するのではないだろうか。また、メディシンマンは老賢者として、例えばアーシュラ・ル・グインの『ゲド戦記』を想起させる。絵は版画なのだろうが、技法はよくわからない。基本的には黒と白の単色でありながら、要所では火の赤、そしてオーロラの赤と緑が実に効果的である。文、絵ともにいい絵本。2023/12/31

ちえ

34
派手な絵本ではない。基本黒と白、ところどころに赤。でもそれが冬、厳しい極北の地で何日も打ち鳴らされるムースのおおだいこへと繋がっていく伝承の世界へと呼んでいるものを引き込む。とても良かった。2024/08/17

Cinejazz

18
〝広大な森と平原に暮らすカナダ・インディアン。この地の人々は「ムース」という大鹿やトナカイ、ビーバ-、ヤマアラシ、鳥や魚を獲って暮らしていた。…あるとても寒い冬のこと、食べ物も残り少なくなり、首長たちは「メディシンマン」と呼ばれ頼りにされている森の人に相談すると、彼はムースの皮で作った大だいこを打ち始めた…〟飢えで苦しむカナダ・インディアンを救った “森の医術者とム-ス” の民話絵本版。2025/07/20

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

12
令和3年度小学校朝読書リスト 高学年 (朝読書で読んだ絵本や紙芝居はそのまま貸し出します) カナダ・インディアンのおはなし。文化や当時の環境が分かり、食べ物を弱者を優先し、その後みんなで平等に分けるということは素晴らしい。2021/05/17

こどもふみちゃん 

11
内容はこけももさんの通り。インディアンが食べ物ごいの為に太鼓を鳴らす。ドン、ドン、ドーン。ドンドンドーン。本当に腹の底へ響いてきそうな雰囲気が有りました。白黒の絵で描かれており、また、インディアンの顔のしわまではっきり描かれたその絵は、本当にインパク値十分でした(*^_^*)。5・6・7・8歳向け。2012/03/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/371062
  • ご注意事項

最近チェックした商品