内容説明
本書は1993年10月に行われた「京都大学公開講座」の「木材と環境―エコマテリアルへの招待」の内容を補足してまとめたものです。木材のエコマテリアルとしての性質を生物学、化学、物理学といった基礎的な観点からだけでなく、新しい材料を開発するという実用的な面からも述べてあります。
目次
第1章 自然界における炭素の循環と木材
第2章 樹木はCO2の固定装置
第3章 木が作られる仕組み
第4章 木材のエコマテリアル性を化学的に探る
第5章 環境複合材料としての木材
第6章 スーパーウッド
第7章 木の自然循環系とシロアリ
第8章 木くずを資源に変える
第9章 木材のリサイクルシステム化