内容説明
本書の単行書版と、なぜかほぼ同時刊行された中野太郎著の告白本『悲憤』。同書は本人が語ったとされる言葉を基に構成されているが、中野太郎氏は告白など一切していないどころか、出版の事実さえ知らなかった―
目次
第1章 本家若頭射殺事件
第2章 喧嘩太郎の帝王学
第3章 側近が見た内実
第4章 中野会終幕
著者等紹介
山平重樹[ヤマダイラシゲキ]
1953年、山形県生まれ。法政大学卒業後、フリーライターとして活躍。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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CTC
6
かや書房12月の新刊。[かや書房新書]の第1弾。単行本も18年同社。同社はメディアックス系=旧英知出版の流れを汲む版元(官能系を出す関係なのか、M&Aが多いゆえか、版元の複合形態にはどんなメリットがあるのか…)。中野太郎元会長の自著(宮崎学監修、講談社刊)と本書の単行本が、ほぼ同時に刊行されたのはちょうど1年前。講談社本の、刊行3年前と言われる中野氏本人の証言は果たして本物なのか、斯道界からだけでなく家族からも疑義が呈されている。本書の異例に早い新書化は、この類書への答えでもある、というわけだ。2020/01/09