軍事システムエンジニアリング―イージスからネットワーク中心の戦闘まで、いかにシステムコンセプトは創出されたか

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  • サイズ A5判/ページ数 375p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784906124633
  • NDC分類 397.253
  • Cコード C0031

内容説明

本書は、今日の中核的な米海軍システムを構築してきた8人の偉大な先達の実践的な「コンセプト形成」及び「プロジェクトマネジメント」の本質、すなわち「システムそのもの」よりも「いかにシステムを考えたか」を解明し、さらにこれらを踏まえて我々なりの大規模システム構築者へのアプローチについて論究するものである。

目次

序章 アプローチ
第1章 ウイシントン提督のAEGISウエポンシステムのコンセプト形成
第2章 スレストン氏のAEGISシステムインテグレーション
第3章 マイヤー提督のAEGISシステムプログラムマネジメント
第4章 レオポルド博士の海軍装備変革論
第5章 タトル提督のC4I近代化革命
第6章 オーエンス提督のSystem of Systems軍事革命
第7章 セブロウスキー提督のNCW大変革
第8章 ペース博士の“将来コンセプト創造”システム
終章 System‐of‐Systemsの見方及び考え方

著者等紹介

大熊康之[オオクマヤスチカ]
昭和13年岐阜県生まれ。防衛大学校(電気工学)昭和33年卒業(6期)。米海軍ミサイルスクール等留学。護衛艦艦長、護衛隊司令、海幕装備体系課班長(イージスシステム導入担当)、プログラム業務隊司令等を経て、平成5年海上自衛隊退職(海将補)。以後、「軍事システムエンジアリング」の研究、講演等で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

h t

0
やっぱり米軍っていいよね2015/04/18

のぶのぶ

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要素技術の解説ではなくいわゆる上流工程に目を向けている。システムの着想から開発までを書いた書籍。情報工学科の学生やシステムコンサルにかかわる人にこそお勧めする内容。軍事システムと銘打ってはいても特殊な内容ではなく非常に参考になり応用が利く。2014/04/16

sekitak

0
前半は冗長でめんどうだが内容は全般的に非常に興味深い。軍事における情報とネットワークの重要性の発見とそれを取り込む過程が描かれている。基本的なことも抑えてあり非軍事関係の自分にもわかりやすい。さらにIT業界でみてきたものが詰まりすぎており、何かの追体験のようにいろいろな事例が今時分の仕事の話とリンクしていく。ITサービスに携わる人には強くおすすめしたい。2013/04/25

unflyable

0
FCSなどのサブシステムを有効活用するためのSystem of Systemの考え方をまとめた本。 具体的な内容には触れてはいないが、海上戦力の抽象化の考え方などどのような考え方でデザインするかということに主眼が置かれているので、興味があれば刺さる内容だった。情報公開でひっぱてくる資料も意志決定支援システムに関してはかなり機密度が高いらしく悉く黒塗りされてしまっているので、その一端が覗けた気がした。2022/02/13

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