内容説明
近代とは一つの巨大な分裂の名ではないのか。美術館の抱えるジレンマから絵画論、ドローイング論にいたるまで、その輝かしくもまた確執に満ちたモデルニテ(現在性)の軌跡を論じた30篇。『問いなき回答オブジェと彫刻』の続編。
目次
第1章 モデルニテ、遠望(モデルニテ、遠望;いま美術に問われているもの;アウラの逆説;多元主義の罠 ほか)
第2章 生成するタブロー(生成するタブロー―具体美術協会の1950年代;内発的なシュルレアリスム―渡米までの草間弥生;内面の自画像―郭徳俊の60年代絵画;アンフラマンス考―マルセル・デュシャン ほか)
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