内容説明
21世紀を真の中小企業の時代=人間の世紀とするために中小企業経営者としての自らの40年間の実践の真髄をまとめ、現在進行する事態の非人間的側面を批判しつつ、その潮流を乗り越え人間が人間としての力を発揮するための道すじを経営現場に即して展開する。
目次
第1部 人間尊重経営への道のり―ある中小企業家のあゆみ(私の戦後と中小企業との出会い;変革期のエネルギーと中小企業家魂―高度成長を支えた中小企業家群像(その一)
東京の下町を吹き荒れた労使問題―高度成長を支えた中小企業家群像(その二)
ある中小企業家の記録―「人を活かす経営」への苦闘のあゆみ)
第2部 人間尊重経営の実践―「情理の効率」を実現する人育ての経営(人が育つとは、育てるとは;企業の存在意義と求められる社員像;人間尊重とはどんな事か―何を育て、何を尊重すべきか;人間尊重経営の実践的展開―三つのモノサシをつなぎあわせて)
第3部 「非情理の効率」を上回る「情理の効率」を―真の中小企業の時代をつくるために(日本の現状をどう見るか;アメリカ流グローバル・スタンダードをどうみるか;創りだすべきトレンド)