内容説明
私たちは時間とともに身の回りを移動する。本書は「時間」という概念を大切にしながら、交通流の動的な解析手法を一冊にまとめたものである。流れの時間変化を考えることは、実務にも有用な知見を与えてくれる。
目次
第1章 交通流解析の基礎
第2章 時空間に変化する交通流解析
第3章 Variational Theory
第4章 決定論的な待ち行列理論
第5章 追従モデル
第6章 静的ネットワーク解析
第7章 動的ネットワーク解析
第8章 出発時刻選択問題
第9章 動的な限界費用
著者等紹介
桑原雅夫[クワハラマサオ]
1977年に早稲田大学理工学部を卒業後、鉄建建設(株)に入社。その後、東京大学で修士号、1985年にカリフォルニア大学バークレーにてPh.Dを取得。東京大学生産技術研究所の助教授、教授を経て、2010年から東北大学大学院情報科学研究科教授。2015年東京大学名誉教授。専門は交通工学で、道路の交通容量解析、動的交通ネットワーク解析、信号制御、交通シミュレーション、交通データ解析などの研究業績(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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