内容説明
フランス映画が並はずれたオーラを放っていた一九五〇年代―映画と観客とが幸せな関係にあったあの頃。私は幸運にも、ジャン・マレーやジャンヌ・モロー、ミシェル・モルガン、アラン・ドロン、カトリーヌ・ドヌーヴ、ミレイユ・ダルクといった人たちと同様に映画が神話だった時代にめぐりあわせた。―著者がその時代を自伝という形でつづった本。
目次
「芸名はアルヌールにしましょうよ」母はそう提案した
映画への憧れと夢を育んだ、モロッコでの少女時代
私はおとぎ話を固く信じていた そして、それは現実になった
内気ではにかみ屋だった17歳の私『漂流物』で映画デビュー
映画仲間と一緒にいるのは、なんて幸福で自由なのだろう
マリナ・ヴラディと過ごした頃のことは、私の人生に刻み込まれた
『グルネル河岸通り』と『赤いバラ』での奇妙な体験
『欲望と愛』をはじめ、仕事を通じて多くを学んだ
『禁断の木の実』のヒットで、もう一人の自分が独り歩きし始めた
『トレドの恋人たち』のロケで、スペインへ〔ほか〕
著者等紹介
石木まゆみ[イシキマユミ]
映画会社勤務を経て、フリー翻訳者に。主な仕事は、フランス映画字幕「パリ空港の人々」「ドライ・クリーニング」「天使が見た夢」「クリクリのいた夏」など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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