目次
第1章 いろいろな親・いろいろな子
第2章 なぜ塾へやるの
第3章 ヘンサチの落とし子たち
第4章 自立への道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スウ
4
著者は長年塾で教えた経験から、子供の日常に習い事や塾通いを詰め込むことへ否定的だ。「外注教育に捨てられる子どもたち」とまで書いている。子供に、休息や、家族と触れ合う時間がないことの弊害を目の当たりにしているからだ。様々なケースを例示しており目が離せなくなる。大事なのは「考える意欲」だが、なんでも先回りしてやってあげる、囲い込んで行動を決めてしまうなどの過干渉が子供の生きる力を奪っていくとはなんと皮肉なことだろう。それが具体的にわかる事例にぞっとした。2018/04/10
ホセ
0
[図]14年ほど前の本。塾は託児所かわりでもあるそうだ。自分たちが教育する手間を外に押し出しているともいえる。もちろん、そうでない家庭での教育をする一環で塾を使っている親もいる。託児所がわりとういのが辛らつ。2009/06/05