内容説明
本書はモノの売買が発生している物販の通販、およびその物流を対象としている。多くの荷物が動く企業間(B to B)や企業‐消費者間(B to C)における物品の通販とその物流について述べている。
目次
第1章 通販物流は魅力あるビジネスか!?(物流とロジスティクスの重要性;配送から物流、ロジスティクス、フルフィルメント;二大巨頭―ヤマト運輸と佐川急便)
第2章 通販ビジネスの物流戦略と課題(消費者の不満は「物流」;当日配送・送料無料は「当たり前」;ライフサイクル別に見る物流戦略;アウトソーシングの判断基準)
第3章 フルフィルメント参入の道しるべ(受注方法や稼働日をまず確認―受注業務;取扱商品から運営パターン設計―庫内業務;特定エリアでの宅配受注目指す―配送業務;多様な決済サービスを知る―決済代行・代金回収;迅速な庫内作業が成否を握る―返品処理;受注担当者の教育と庫内業務関係法令―補足)
第4章 中小・異業種からの参入事例(日新倉庫―EC物流で急成長した街の倉庫会社;ティーエルエス―「人財」に力入れる包装資料メーカー;エスプール―ゼロから出発した人材派遣会社)
番外編 ネット通販の「巨人」アマゾン
第5章 海外の通販事情(中国―大手通販は自社配送網で差別化;欧州―返品率30%を補完するシステム;アメリカ―生鮮宅配市場のポテンシャル)
著者等紹介
浜崎章洋[ハマサキアキヒロ]
大阪産業大学経営学部商学科特任教授。1969年生まれ。神戸大学大学院経営学研究科博士前期課程修了。タキイ種苗、日本ロジスティクスシステム協会、コンサルティング会社設立を経て現職。日本物流学会理事。大阪市立大学、近畿大学、東海大学、龍谷大学の非常勤講師。2004年度、2013年度日本物流学会賞、第12回鉄道貨物振興奨励賞特別賞受賞
上村聖[カミムラシカト]
上村コンサルティング事務所代表、城西大学経営学部非常勤講師。1968年生まれ。食品メーカー(生産管理、物流)、コンサルティングファーム、物流事業者(コンサルティング部門)、ロジスティクスのコンサルティングファーム設立を経て現職。物流コストダウンを中心としたコンサルティング経験多数あり。日本ロジスティクスシステム協会、日本物流団体連合会、日本経営協会等のセミナーで講師も務める。SOLE(ロジスティクス学会)日本支部幹事
富計かおり[フケイカオリ]
VCL株式会社代表取締役。1970年生まれ。関西学院大学卒業。中堅物流会社、通販化粧品卸会社、コンサルティング会社を経て現職。VCL株式会社では、ビジネスプロセス・リエンジニアリング(BPR)や物流に関するコンサル業務、物流の実態調査などの調査業務、物流企業の提案営業研修、物流業務に関する研修業務などを行う
大北勝久[オオキタカツヒサ]
ユナイテッド・パーセル・サービス・カンパニー(UPS Airlines)。1951年生まれ。大阪府立大学大学院経済学研究科修了、摂南大学大学院経営情報学研究科単位取得満期退学、同博士(経営情報学)。シンガポール航空、フェデラル・エクスプレス勤務を経て、現職。約40年にわたり、航空貨物事業にたずさわる
大西康晴[オオニシヤスハル]
日本ロジスティクスシステム協会関西支部プログラムディレクター。1984年生まれ。同志社大学卒業。2006年近鉄エクスプレスに入社し、国際海上貨物に関するカスタマーサービス・営業を担当。2011年からは日本ロジスティクスシステム協会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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