内容説明
三歳で急性白血病とわかり、苦しい病とのたたかいの中でも、笑顔を忘れず、同じ病気のチイちゃんを励まし、一郎君を元気づけ、多くの人に喜びの種をまき、短い一生を美しく閉じた、あっ子ちゃんの日記。そこには、多くの人の心に、愛のメッセージを語り続け、励ましを与えている。友情とはどんなことか、思いやるとは、どうすればよいか、生きるとは、何とすばらしいことかを、読む人に、深く感じさせないではおかない。
著者等紹介
植木亜紀子[ウエキアキコ]
昭和46年11月17日植木誠、孝子の二女として誕生。昭和50年7月急性白血病とわかる。昭和53年4月荒川区立尾久小学校入学。昭和55年8月骨髄注射のこうい症で左耳が難聴になった。昭和56年放射線治りょうで頭の毛が抜け、かつらを使う。昭和58年1月正月は家ですごしたが、三学期の始業式後、9回目の入院。昭和58年2月個室に移る。日記も12日で書けなくなる。連日輸血。昭和58年3月12日八時二十五分死去
植木誠[ウエキマコト]
栃木県立大田原中学・栃木師範学校・宇都宮大学・早稲田大学卒。昭和26年より昭和59年まで栃木県と東京都で公立小・中学校の教職に従事。昭和58年次女、亜紀子白血病で死去、その年の暮に亜紀子記念集「天国へのかけはし」を発行。朝日新聞の紹介記事で大きな反響を呼ぶ。平成6年より埼玉県立衛生短期大学非常勤講師
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