ロールズ再説

ロールズ再説

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  • サイズ A5判/ページ数 404p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784905713340
  • NDC分類 311.1
  • Cコード C0095

内容説明

ロールズには、自由を貫徹させて個体を完成へもたらすという視点がない。その結果、完成態を対峙させて正義を見出すという見地をとることができず、自由を制限して、「格差」に対応することに、正義を見出すこととなってしまった。

目次

自由の貫徹による善の完全化
包括的教説と政治的領域
自我正当化の論理
ゴティエによる「アルキメデスの点」
個体的権利の自律的完成
正義は、より高い価値実現の予備条件
個体完成の論理
バーリンの二つの自由論
有力な個人による自己決定
主体連合による一般性
自己保存の努力
マルクス主義崩壊の構造
正義優先によらざる解決策

著者等紹介

村上嘉隆[ムラカミヨシタカ]
1931年札幌に生まれる。北海道大学文学部英文科卒。同哲学科卒。同大学院修士課程(西洋哲学)修了。専攻は哲学、倫理学、音楽美学。立正大学哲学科で哲学を、聖徳学園大学音楽科で音楽美学を教える。現在、そのいずれも退職。バス歌手としてリサイタル活動を行った。特に、ベートーヴェンとシューマンをレパートリーとする。日本倫理学会会員。日本イギリス哲学会会員。北海道大学哲学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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