内容説明
テントウムシにカブトムシ、アメンボから、人面カメムシ、軍隊アリ、バイオリンムシなど、“現代のファーブル”奥本大三郎による100の虫エッセイ。
目次
蜜蜂
クサカゲロウ
ダイコクコガネ
ギフチョウの卵
キボシカミキリ
コオイムシ
フタモンアシナガバチ
ベッコウトンボ
スカラベ
キバネツノトンボ〔ほか〕
著者等紹介
奥本大三郎[オクモトダイサブロウ]
フランス文学者・作家。NPO日本アンリ・ファーブル会理事長。1944年啓蟄(3月6日)、大阪生まれ。東京大学文学部仏文科卒業、同大学院修了。埼玉大学名誉教授。『虫の宇宙誌』(青土社)で読売文学賞、『楽しき熱帯』(集英社)でサントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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nemuro
38
久々、『ファーブル昆虫記』が読みたくなった。キッカケは、先日、近所の子どもたちが遊んでいる輪の真ん中の路面にミツバチが飛んできてとまり、困っている(若しくは、驚いている)らしいところを通りかかったこと。つい、叩き付けそうになりながら「どうしようか?」と聞くと、みんな困った顔をしていた。待て待て、蜂は悪くないと踏みとどまり「ヨシ!逃がしてあげよう」と追い払った。その時に浮かんだ“食物連鎖”を図書館で思い出し、見つからなかったので「“現代のファーブル”奥本大三郎による100の虫エッセイ」。うん、これも面白い。2020/11/17
J.T.
6
話はあちこちに飛び、たまにタイトルの虫のことは一切書いていないことも...。それでもへえとなったり、話の脱線が楽しかったりで味わい深い本。2021/12/21
とりぞう
5
最初から「働き蜂は、成長してからは女王の分泌する『女王物質』をなめることによって卵巣の発達を抑えられている――つまり女王物質なるものは、安全無害・完全無欠の経口避妊薬なのだ」とか「アブラムシは、自分たちの数が増え過ぎると、カイロモンという物質を出して自らを捕食するクサカゲロウを呼び寄せる」なんて記述で圧倒されたな。「すべて糞をする動物には、その糞を好んで食う糞虫がいる。人には人の、猫には猫の、犬には犬の糞を、ほとんど専門のようにして受け持つものがいるのである」という「哲学」にも感服した。2016/05/05
こまち
5
現代のファーブル?笑わせるなw2015/08/08
絵具巻
2
文京区立根津図書館で借りました。2020/01/06
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