内容説明
花魁から水売りまで落語でわかる江戸の暮らし。
目次
家主―『小言幸兵衛』『たらちね』『不動坊』『長屋の花見』
浪人―『井戸の茶碗』『柳田格之進』
番頭さん―『百年目』
尼僧―『七度狐』
幇間―『愛宕山』『たいこ腹』
鼈甲問屋―『文七元結』
道具屋―『道具屋』『家見舞』『茶金』『金明竹』
町内の札付き―『明烏』
料理人―『棒鱈』『素人鰻』
盗人―『出来心』『もぐら泥』『芋俵』『ねずみ小僧』『お血脈』〔ほか〕
著者等紹介
稲田和浩[イナダカズヒロ]
大衆芸能脚本家。1960年東京都生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒業。タウン誌記者、コピーライターを経て、86年頃より作家活動を始める。演芸台本(浪曲、講談、漫才など)、邦楽(長唄、新内、琵琶、端唄など)の作詞、演劇の脚本、演出などを中心に手がける。他に芸能評論や現代風俗、江戸風俗などに関する執筆、講演など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かもい
11
図書館で見かけて借りたが、噺の一部を抜き出して並べているだけの項も多く職業を知るという点では期待外れ。これなら江戸くらしについての本を読む方が良さそう。2015/11/19
食いしん坊
1
赤べろべろの醤油漬けは鮪の刺身のこと、えぼえぼ坊主のすっぱ漬けは酢タコのこと、狼の皮で猫をくるめばノミ取り屋、面白い話が満載2013/05/31
くま
0
落語に出てくる職業を、噺を題材に順に紹介していく1冊。知らないことも結構あって、面白かったです。もう少し突っ込んでもよかったなー2010/02/17