越境者の記憶―兄弟それぞれの戦場

越境者の記憶―兄弟それぞれの戦場

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  • サイズ A5変判/ページ数 266p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784905564409
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

歯科医将校の兄は、八路軍に引き渡されて中国各地を転戦する羽目に…。弟は日系人部隊に志願してイタリア戦線で戦い、日本へは通訳兵として。敵と味方に分かれ、他国へ越境を余儀なくされた深山兄弟の数奇な運命。

目次

戦い未だ終わらず
白球を追って
水道橋に学んで
砲弾かついで山砲隊
悪夢の日米開戦
満州と欧州の闘いで
満州帝国の崩壊
鉄条網の内の虜囚たち
進駐軍兵士と残留兵士
歩き通した八路軍の軍医
朝鮮戦争と帰国
戦い終わって
最後の訪問

著者等紹介

深山正之[フカヤママサユキ]
歯科医師。元富山市歯科医師会会長。元富山県歯科医師会会長。1914年(大正3)生まれ。1938年(昭和13)東京歯科医学専門学校(現東京歯科大学)卒業。1939年(昭和14)金沢山砲九聯(連)隊入営。1940年(昭和15)満州国牡丹江市に移駐。陸軍少尉任官即日召集。1941年(昭和16)陸軍歯科少尉、牡丹江第一陸軍病院転属、翌年陸軍歯科中尉。1945年(昭和20)降伏後は牡丹江に開設されたソ連軍捕虜収容所で冬を越す。1946年(昭和21)ソ連軍撤退後は、中国共産党軍(八路軍)により抑留。1947年(昭和22)国共内戦に従軍。中国全土の解放がなった49年まで。1953年(昭和28)復員。富山市西長江、のちに同市石金に深山歯科医院開設。1961年(昭和36)富山市歯科医師会会長就任。二期四年間。1971年(昭和46)富山県歯科医師会会長就任。二期四年間。なお、深山歯科医院は現在長期休診中

宮本宣良[ミヤモトノブヨシ]
歯科医師・医学博士。元富山市歯科医師会理事。1948年(昭和23)生まれ。1967年(昭和42)福野高等学校卒業。1973年(昭和48)東京歯科大学卒業。1984年(昭和59)金沢大学大学院医学研究科卒業。1984年(昭和59)富山市丸の内にて歯科医院開業、現在に至る
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