出版社内容情報
『尊敬についての随想』幸福の知的生活を謳歌するための哲学随想!
悪意を向ける人から優れたものを発見し、それを敬うことに努める。本書は悪意によって執着する人に対してのより良い向き合い方の一つを提案す…[内容]
倉石清志による『尊敬についての随想』。本書は「尊敬」を通じた〈悪意ある人〉への対応を考察した哲学書である。悪意に対して、悪意を返すのではない。悪意ある人には善意によって「健全な離隔」をとりつつ、そうした負の情念を向ける人から優良性(優れた部分)を見出し、それを敬おうと試みる。本書の核心として、悪意ある人への善意ある対応によってもたらされる健全な自己充足・自己満足を伴う知的な「自己尊敬」を提言する。悪意を避け、幸福の知的生活を謳歌するための哲学随想。
はじめに 善意を動機に
第 1 章 まずはあなたに敬意を
第 2 章 疫病のような悪意
第 3 章 より善く
第 4 章 善く生きる義務
第 5 章 健全な離隔としての「黙殺」
第 6 章 意識改善
第 7 章 驚き
第 8 章 尊敬
第 9 章 悪意の種類
第 10 章 憎む人
第 11 章 妬む人
第 12 章 利己的な人
第 13 章 無責任な人
第 14 章 悪口を言う人
第 15 章 自己尊敬
第 16 章 回答として
第 17 章 宇宙における善意
倉石 清志[クライシ セイジ]
著・文・その他
内容説明
『尊敬についての随想』は、悪意を向ける人から優れたものを発見し、それを敬うことに努める哲学書である。本書は悪意(悪感情)によって執着する人に対してのより良い向き合い方の一つを提案する。悪意に影響されることは、善意に満ちた幸福から遠ざかることを意味する。平静に、穏和に「尊敬」の概念を通じて“知の宝”を探す。本書は真剣に生きる人、善く生きようとする人、真理を探求する人に深い示唆を与える。奥深く清廉な哲学随想。
目次
善意を動機に
まずはあなたに敬意を
疫病のような悪意
より善く
善く生きる義務
健全な離隔としての「黙殺」
意識改善
驚き
尊敬
悪意の種類〔ほか〕
著者等紹介
倉石清志[クライシセイジ]
1975年福岡県生まれ。長崎純心大学大学院博士後期課程修了。博士(学術・文学)。専攻は哲学、文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 台湾海峡一九四九