内容説明
地球の進化史、太陽系外惑星とその居住可能性、地球での生物の誕生とその進化史、人類の未来、地球外知的生命…、最新の研究データをもとに非専門家向けに解説。
目次
第1部 惑星(星、銀河、そして元素の起源;惑星の誕生;地球;太陽系外惑星探査;生命に適した惑星)
第2部 生命(地球上の生命とその起源;進化;地球外生命探査)
第3部 文明(人類の未来;地球外知的生命)
著者等紹介
須藤靖[ストウヤスシ]
東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。カリフォルニア大学バークレー校博士研究員、茨城大学助手、広島大学理論物理学研究所助教授、京都大学基礎物理学研究所助教授、東京大学大学院理学系研究科助教授を経て、同教授
田中深一郎[タナカシンイチロウ]
東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了。現職、日本経済新聞社記者
荒深遊[アラフカユウ]
東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程在籍。専門は太陽系外惑星
杉村美佳[スギムラミカ]
東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程在籍。専門は電波天文学
東悠平[ヒガシユウヘイ]
東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程在籍。専門は宇宙素粒子物理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜長月🌙@読書会10周年
62
地球外生命体の進化には一定の想定がされます。まず、宇宙にある元素が共通ですから炭素骨格を持つ有機体であること。進化にあたって植物を動物が最大限利用するには2つの一定距離で正面を向いた目(立体視野、距離感)と枝をしっかりとつかめる手が必要です。そして脳を支える直立歩行。言語の獲得。脳に負担をかけないための経済的な手足や目の数。次に生命が発生するための惑星の条件(ハビタブルゾーン)は恒星の種類別の適度な距離と知的生命体に進化するまで(数十億年)持つ恒星の寿命が必要となります。2020/07/05
Hal
3
これを元に大学で半期分の講義ができるであろうほどに幅広い内容をもち、宇宙生物学を多角的に基礎から捉えた一冊。従来の科学領域を横断する内容であるため、物理系の方が翻訳に苦労されたというのも納得。20世紀の宇宙物理学、分子生物学両分野における大進歩のおかげでようやく科学として産声をあげはじめたアストロバイオロジーが、今世紀どのように発展していくのか(そして自分がどれだけそれに携わることができるのか)、楽しみです。2013/04/10
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- 和書
- 経理六法 昭和60年度版