内容説明
「民主教育」の理念からかけ離れた軍事占領下の沖縄。アメリカの教育者達は、琉球大学の設立と発展にどのように関与したのか。沖縄高等教育の歩みを、冷戦という文脈から解き明かす。
目次
第1章 沖縄戦後初期統治政策の形成と変容(勝者の戦争史観と民事活動;占領統治と貧困、人種問題 ほか)
第2章 東アジア文化冷戦と戦後沖縄教育政策(冷戦と沖縄文化政策;軍政府下の教育復興政策と占領統治 ほか)
第3章 ミシガン・ミッションと冷戦期の教育政策(アメリカ高等教育機関と冷戦;ミシガン州立大学と冷戦 ほか)
第4章 冷戦教育政策の終焉とミシガン・ミッション(琉大事件後のUSCAR文化政策と琉球大学;ケネディ政権と日本の対沖援助問題 ほか)
著者等紹介
溝口聡[ミゾグチソウ]
1982年千葉県生まれ。2005年立教大学文学部卒業。2010年ケント州立大学大学院歴史学部より修士号(M.A.)取得。2013年立教大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。2018年ミシガン州立大学大学院歴史学部より博士号(Ph.D.)取得。現在、立教大学法学部政治学科助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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