目次
実験室と共同体―シンポジウム「御厨政治史学とは何か」を企画して
ぶれる人―書評会「『明治史論集』を南大沢で読む」を企画して
1 御厨政治史学とは何か―21世紀への“お宝”たりうるのか?(明治史学の“お宝”探し;戦後史学の“お宝”探し)
2 御厨政治史学の真髄(地方の明治、首都の明治―『明治史論集』を読む;物語と実証―『明治国家の完成』を中心に;館・ざわめき・場―歴史叙述をめぐる革新;「危機の一〇年」の記録として;「第二保守党」論の変転)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋津
1
実証と物語をキーワードに歴史へのアプローチを行ってきた御厨先生のこれまでと様々な研究者から見た「御厨貴」の分析(?)の数々。 前田亮介先生寄稿の表題にある「館・ざわめき・場」が御厨政治史学の舞台であるかと思いますが、都立大学移転をきっかけに御厨先生の研究手法がオーラルヒストリーへ傾斜していった、という指摘は研究環境と研究手法・対象の関係を考える上で、そして何よりも御厨貴という人物の歴史を考える上でも重要な指標となってるのが面白い。 「御厨貴と仲間たち」といった様相で楽しいシンポジウムだったのだろうなと。2018/02/03
-
- 和書
- 分子神経病学