内容説明
文学の歴史に名を刻す巨人とその時代を辿る!格好の“世界文学ガイド”
目次
最初の十年
異邦人の登場
第一次大戦の波紋
二人のアイルランド人
文学以外の受賞者
ナチス・ドイツの影
隆盛の時代
アメリカ文学の勝利
受賞を拒否した二人
「美しい日本の私」〔ほか〕
著者等紹介
柏倉康夫[カシワクラヤスオ]
放送大学名誉教授。1939年東京生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒業。NHK解説主幹、京都大学大学院文学研究科教授、放送大学教授・副学長・付属図書館長などを歴任。フランス共和国国家功労勲章シュヴァリエを叙勲(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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田中峰和
3
2016年発行の増補新装版には、あとがきにボブ・ディランの受賞が加えられ、ニューヨーク・タイムズの皮肉な記事が紹介された。「世界中で読書量が減る中で、ディラン氏はノーベル文学賞を必要としていないが、文学はノーベル賞を必要としている」というもの。漫才師に受賞させる芥川賞にも通ずる皮肉だ。日本の読者が気になるのは村上春樹受賞の可能性。川端が69歳で、大江が59歳で受賞したことを考慮すると、68歳の村上はかなり微妙な年齢になりつつある。父の死と長男の知的障害がライフワークの大江に対し村上は何が評価されるのか。2017/04/29
hobby no book
0
読んだことのない作家が多いので、自分の興味の持てそうな作品を探すのにとても参考になった。それぞれの作家解説も興味深くまとめられていて、全体的に勉強&楽しみながら読むことができた。たくさん線を引きながら。2017/07/25
悸村成一
0
読了122冊め。図書館本。全21章。~ボブ・ディランまで。2020/10/15