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内容説明
物流島、発電基地、海上要塞、ごみ埋立地…膨張する首都を支える島々の“知られざる内部”へ。全75島MAP収録。
目次
第1章 アイランド・アーキテクト
第2章 人工島のつくりかた
第3章 人工島の地霊と伝説
第4章 開拓者と京浜マニュファクチュア
第5章 埠頭という名の巨大人工島
第6章 不夜城工業地帯と物流の島々
第7章 東京湾ミッドタウン
第8章 欲望のアミューズメント
第9章 東京湾環境循環装置
第10章 平地に呑みこまれる島
著者等紹介
加藤庸二[カトウヨウジ]
写真家、エッセイスト。人の住む日本の島々を45年にわたり歩き、写真と文章で著す“島スペシャリスト”。愛知県生まれで東京育ち(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おかむら
29
東京湾に浮かぶ人工島(埋立地)のルポ。70以上もあんだって! 電車の路線図見てるだけだと気がつかないけど、そーかー、そういや島だわ! 昭和人には懐かしいゴミの島「夢の島」、今話題の「豊洲」、お台場、平和島、滅多に行けない川崎の工場だらけの島「扇島」、ジュリアナの「芝浦ふ頭」、船橋ヘルスセンター、下水処理場(今は水再生センターというらしい)の「昭和島」等々、地図好きも歴史好きも工場好きも楽しめるトリビアがいっぱい。Googleマップ見ながら読むと更に楽しい。2017/03/27
幹事検定1級
27
東京湾にある島、島と言っても天然の島ではなく人工的に埋められた島にフォーカスをあてた歴史も学べる一冊。興味深く読ませて頂いた。東京湾周辺は多くの埋め立てによって江戸時代から作られ初め今日に至ることがよくわかりました。そして今日の埋め立ての構造なども知ることができました。職場の周り自宅のすぐ近くも埋め立てが数多くあり、そう言った目線で散歩してみるのも面白そうですね。(図書館本)2017/01/10
どぶねずみ
24
日本は6,800もの島から成り立ち、430ほどの島が有人島だ。東京湾という狭いエリアだけでも、70を越える島があり、そのほとんどが人工島だ。本書は、なぜ人工島が作られたのかだけでなく、江戸時代にまで遡って、なぜ徳川家康は江戸という左遷先を受け入れたのか、どんな未来を想像してどう利用して今に至るのか解説。戦時中に利用するはずだった海堡の存在や、浦安から富津までの巨大干拓計画があった話など、東京湾沿いに住んでいて知らないことばかり、面白かった。2017/03/19
雲をみるひと
21
東京湾にある島への探訪記。陸と一体化して島とは言えないような場所がほとんどだが、その場所の成り立ちや現在の様子などが丁寧に書かれていて、関心を惹く内容。なかなか勉強になる本だった。2024/12/11
山猫
8
東京本土(といっていいのかどうかわからんが)から天然の海岸線が消えてから、はて何年経つやら。東京に生まれ育った者として知っておかねばとは思いつつ、後回しにしてきた島々の数々。よその方にはどう受け止められるのだろうか?2018/07/22
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