積木くずし 最終章

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784905447078
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

果たして由香里は誰の子だったのか―。娘の非行と家族の再生を描いた、空前の大ベストセラー『積木くずし』から30年―。サスペンスのような愛の真実。美しく醜い「積木」の家族。愛の完結は酷く虚しい。

目次

序章 遺書
第1章 私と美千子の『積木くずし』
第2章 本当の美千子を探して
第3章 悪夢の法則
終章 祈り

著者等紹介

穂積隆信[ホズミタカノブ]
1931年静岡県生まれ。俳優。俳優座養成所第3期生。テレビ・舞台・映画・アニメなどに俳優・声優として多数出演し、現在も活躍中。1982年に刊行された『積木くずし』は300万部を突破し、わが子の非行に苦悩する親たちのバイブルとなる。原作をドラマ化したテレビ番組では45.3%という記録的な視聴率を獲得した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ms.H

6
娘の由香里さんと同世代だったので、なんとなく動向に関心があった。報道やワイドショーの情報しかなく、ニュースになるたびに残念な気持ちになっていた。でも、その裏側には壮絶な彼女の苦悩・苦悶があったのだ。表現方法はまちがっていたのかもしれないが、彼女は確実に家族を結びつけた。穂積氏にとっては美千子さんとの関係も、憎悪という消えがたい意識で結びついている。悲しいけれど、そんな形の家族っていうのもあるのだろう。2013/07/27

あでりぃ

6
今更なぜ?と思ったが、色々言いたかったのでしょう。この話って、父である彼の視点からのものしか見えてこない。他の視点からのものがあれば、よかったでしょうが・・娘にしてみれば、若かりし頃のやんちゃをここまで引っ張られるのも・・・本人はもう亡くなっているから何も言えないか。年齢的にも、多分これで最後の本でしょう。2012/05/12

Miyuki

5
母親が図書館で借りてきたのを横から拝借。あっという間に読み終えた。 『積木くずし』という社会現象の先に、こんなことが起こっていたとは。 ある意味、絵に描いたような不幸。ありえない展開。 ただ・・・冷静に考えれば厳しくもあるけれど、穂積さんは、人に恵まれているようで、人を見る目がない。人間、みんな弱いけれど、自立と自己管理の力はつけたいものだと思えた。2012/07/16

りい

5
事実は小説よりも奇なり・・そう思わずにはいられないような「積木くずし」のその後の展開。最初の本がブームになった頃、ある程度は想像ついたとしてもここまでの展開を誰が予想しただろうか。「積木くずし」がベストセラーになったあと、由香里さんがテレビに出ている姿を見て、頑張っているんだなと思っていた。その後の彼女の人生も辛いことが少なくはなかったのかなと思うと、何とも言えない気持ちになった。警視庁少年第一課の竹江さんがその後どうされているのか調べたら、今もたくさんの家庭を救っていらっしゃるのを知った。2012/06/22

やすみん

4
なにかが違うような気がする。起こった出来事への対処方法ではなく、意味づけの仕方が。少なくとも、自分はこういう男性を絶対に愛さないという確信だけ持てただけ読んだ甲斐はあった。2012/11/21

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