マインドフルネス―気づきの瞑想

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  • サイズ B6判/ページ数 378p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784905425205
  • NDC分類 498.34
  • Cコード C0015

内容説明

マインドフルネス(ヴィパッサナー瞑想、気づきの瞑想)の実践入門書として、米国で出版以来20年以上にわたり読みつがれ、世界15カ国で翻訳されているロングセラー。仏教の知識がなくともわかる平易な言葉で、ヴィパッサナーを実践するために必要な情報を余すところなく伝え、確かな評価を得ている。ラリー・ローゼンバーグ(『呼吸による癒し』著者)や、ジョン・カバット・ジン(マサチューセッツ大学医学部名誉教授)など多くの瞑想指導者、医師、実践者が絶賛してやまない名著。本書は2011年に発行された最新エディションの日本語版である。

目次

なぜ、わざわざヴィパッサナー瞑想をするのか?
ヴィパッサナー瞑想ではないもの
ヴィパッサナー瞑想とは
心の姿勢
実践
身体で何をするか
心で何をするか
いつ、どこで、どのくらい実践するか
ヴィパッサナーを始める前に
問題に対処する〔ほか〕

著者等紹介

グナラタナ,バンテ・ヘーネポラ[グナラタナ,バンテヘーネポラ][Gunaratana,Bhante Henepola]
12歳のときスリランカのマランデニアで出家。1947年、20歳のときキャンディで具足戒を受けて正式な僧侶(比丘)になる。ガンパハのヴィディヤセーカラ・ジュニアカレジ、ケラニアのヴィディヤランカーラ・カレジ、コロンボのブッディスト・ミッショナリー・カレジを卒業。その後インドに渡り、マハーボーディ・ソサエティで5年間伝道活動。1973年から1988年までアメリカ大学で仏教僧として務める。アメリカ大学で哲学博士号取得。1982年、ウェストバージニア州(シェナンドーバレー近郊)の森林に僧院と瞑想センター、バーワナー・ソサエティをマシュー・フリックステインと共に設立

出村佳子[デムラヨシコ]
石川県生まれ。専修大学卒業。日本語教育等に従事しながら翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

booklight

30
ヴィパッサナー(気づき)瞑想とサマタ(集中)瞑想のことを実践的に丁寧に書かれている。FAQ的な要素もあり実践で困っている人におすすめ。野生の象を手なずけ例えがよかった。野生の象は捕まえた後、頑丈なロープで柱に結び付ける。しばらく暴れるが、やがてあきらめて落ち着き、それから調教する。野生の象は「激しく飛び回る心」、ロープは「気づき」、柱は「集中の対象」、調教された象は「訓練して統一された心」。まずは集中してしっかり柱と立てて、それから気づきのロープで心をあちこちいかないようにする。戻ってくるところは呼吸。2021/05/23

放蕩長男

18
最近流行りのマインドフルネス。その中でも、本書は20年以上読み続けられているベストセラーです。キーワードは、気づき。ヴィッパッサナー瞑想(気づきの瞑想)とはよく言ったものです。その目的はリラックス効果ではなく、現実逃避でもなく、何かに思い巡らすことでもありません。まさに、気付くこと。ありのままを認識すること。 私はマインドフルネスというと、禅業、瞑想を、現代風、科学的な方式に落とし込んだ本として認識していましたが、それは大きな間違いだったようです。2016/09/11

koheinet608

14
本書は、長く読み続けていくものです。 マインドフルネスを行ってから、本書を開き、気になった箇所を読んでいくと良いと思います。 本書の構成は異色の出来だと思います。 マインドフルネスに関する多くの疑問に真摯に答えています。マインドフルネスを行い、その都度、本書を読めば、様々な「気づき」を自分に与えてくれると思います。 2018/12/02

roughfractus02

11
意識側から無意識を区別した西洋的区分と違い、意識の表層と深層という区分は瞑想実践を必須とした東洋的区分である。小乗仏教由来のマインドフルネスは後者を採る。意識による無意識の制御という西洋的偏見を退け、マインドフルネスを「気づき」と捉える本書は、意識の表層と深層を行き来するヴィパッサーナー瞑想に対する心構えから、実践上での心身に生じる様々な事態への対処法の説明を通して、ブッダが瞑想で得たという智慧と慈愛の「気づき」に向けた実践を平易に概説する。言語中心の表層意識でできたIT社会を再考する一冊としても読める。2023/05/01

10
いい本でした。ヴィパッサナー瞑想の本。気づきの実践によって大きな安らぎが得られるのならやってみたいと思い、少しずつ実践中です。「生は無常であること、存在の本質は苦であること、「私」という実体はない」これを体験できるそうなのです。昔から「真理というものがあれば知りたい」と思っていました。いろいろなことに翻弄されやすい自分に終止符を打つには絶え間ない気づきを実践するしかないのでしょうね。2014/05/12

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