内容説明
126代にわたり、一度の例外もなく男系で継承されてきた我が国の皇室。現在、皇位継承順位は第一位が秋篠宮文仁親王、第二位が悠仁親王であることが確定しているものの、その後を継ぐべき男系男子が不在となっています。こうした中、占領下でGHQの圧力により皇籍離脱を余儀なくされた旧皇族(旧宮家)の方々の子孫に、皇籍に復帰していただこうという意見も、日増しに強くなっています。我が国の皇位継承が危機に晒されている歴史的背景、そして、皇籍離脱後も続いてきた旧皇族の方々と現皇族の方々のご交流を、『昭和天皇実録』等に依拠して明らかにした画期的著作。
目次
序章 皇位継承の危機の本質と「女性宮家」について(「皇位」は男系で継承されてきた;「宮家」は何のためにあるのか ほか)
第1章 もっと知りたい、「旧宮家」「旧皇族」のこと(「直宮家」と「十一宮家」の違いについて;直系を何本かの傍系で支えたからこそ、「万世一系」が可能になった ほか)
第2章 旧皇族が皇籍離脱を余儀なくされた理由(占領軍は、なぜ旧皇族を否定したのか?;占領軍は如何にして、十一宮家を皇籍離脱に至らしめたのか? ほか)
第3章 菊栄親睦会―皇族と旧皇族はこんなに親しく接してきた(菊栄親睦会について;拝賀、祭典、拝謁 ほか)
終章 安定的な皇位継承の実現のために、国民は今何をなすべきか(旧皇族の方々の覚悟と、国民の責務)
著者等紹介
勝岡寛次[カツオカカンジ]
昭和32年生まれ。広島県出身。早稲田大学第一文学部卒、同大学院博士課程修了。現在、明星大学戦後教育史研究センター勤務、歴史認識問題研究会事務局長。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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