内容説明
国、地域のために尽くした85年の生涯。「惻隠の心」を信条とする著者が訴え続けた日本人の誇りを呼び覚ます熱きメッセージ!
目次
第1章 惻隠の心を信条として(他人の痛みを理解し、思いやる心をまっすぐに育ててほしい;ムゥシケーで惻隠の心を―感性の根幹をなすもの;教育改革への期待―修身、道徳、そして心の教育;童話・童謡・童心への回帰;わが精神の拠り所として―わが内なる坂村真民)
第2章 国、地域の発展に身を尽くして(教科書改善・憲法改正に向けて;「国旗・国歌問題」「加計学園問題」;皇室敬慕の心;愛媛の県政改革に取り組んで)
著者等紹介
加戸守行[カトモリユキ]
昭和9年旧満州国大連市生まれ。愛媛県立八幡浜高等学校・東京大学法学部を卒業後、旧文部省(現文部科学省)に入省、文化庁次長・体育局長・教育助成局長・大臣官房長を歴任後、公立学校共済組合・日本芸術文化振興会・日本音楽著作権協会の各理事長を経て、平成11年から愛媛県知事を3期12年にわたり務めた。平成24年に旭日重光章を受章。教育再生実行会議委員や、「美しい日本の憲法をつくる愛媛県民の会」実行委員長なども務めた。旧文部省在職中には、現行著作権法を起草。著書『著作権法逐条講義』は著作権法を学ぶ者の必読書とされる。また、時代の進展を先取りした公衆送信権やプログラム著作権の規定を整備、米飯給食の導入、教員の初任者研修制度を創設する実績をあげたほか、空中権譲渡方式により税金を投入しない新国立劇場の建設に貢献した。知事在職中には、開かれた県政に取り組み、「愛と心のネットワーク」を提唱。在宅介護研修センターの開設、県産材による木造武道館の創設、市町村合併の推進、光ファイバー網の整備、愛媛国体の誘致などの実績をあげた。令和2年3月31日、85歳で逝去。正四位に叙された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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