内容説明
江田島の海軍兵学校で終戦を迎えた著者は、平成九年最高裁長官を退官後、平成十三年に第三代日本会議会長に就任。国政が混迷し、国家意識の乏しい国民が跋扈する中にあって、日本の進むべき方向の根幹を示す国民運動の先頭に立ち、これをリードしてきた。会長在任期間中、これら運動を通じて国民に語りかけ、覚醒を訴えてきた“穏やかな烈士”の「皇室・靖國・憲法・教育・国家観」と、その間の日本会議国民運動の軌跡。
目次
第1章 誇りある国づくり(日本会議会長に就任して;日本再生の道;国民の覚醒を希う―誇りある国の自覚と祖国興隆の気概を)
第2章 諸々の課題と私の想い(皇位継承につき想う;靖國神社の社頭で;根幹は愛の心;愛国心の涵養;折々のひと言;インタビュー・国民運動十年の回顧と将来の展望―再生なるか、保守主義運動の近未来)
第3章 日本再生のために―識者との対談集(日本再生の時は今―行動する主体者たれ―小堀桂一郎氏との対談;心美しい日本人たれ―小野田寛郎氏との対談;国是を掲げ、国力を高めよう―松尾新吾氏との対談)
付録 穏やかな烈士
著者等紹介
三好達[ミヨシトオル]
昭和2年東京生まれ。18年海軍兵学校に入校(75期)。終戦により20年10月同校卒業。28年東京大学法学部卒業。30年裁判官に任官。各地の裁判所での勤務などを経て、平成3年東京高裁長官。4年最高裁判事。7年最高裁長官。9年定年退官。13年末に日本会議の第3代会長に就任。27年4月退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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