メディア・モンスター―誰が「黒川紀章」を殺したのか?

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メディア・モンスター―誰が「黒川紀章」を殺したのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 615,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794221193
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

建築家・黒川紀章を「メディアによる自己宣伝」という観点で6年もの歳月をかけて関係者に取材してたどるノンフィクション。「饒舌過ぎる男」と言われるほどメディアに露出し、語り、数多くの本を出版したにもかかわらず、黒川の人生には謎が多い。
現代のメディア・スター「堀江貴文」などに近い。「メディア・モンスター」と呼ばれた彼の人生をひも解くと、情報の流れ、影響力が「公」から「個」へ、マスメディアからソーシャルメディアへとフラット化する時代の流れが浮かび上がる。未公表の事実や証言を元に、高度成長期をメディアの中で駆け抜けたスター建築家の人生から、「誰でもメディア」時代を翻弄されながら生きる大衆の姿もまたモンスターのように浮かび上がる。

■序章 
■第1章 別れの予感 
■第2章 ガガーリン・クロカワ(1幽体離脱/2原点/3親友の証言/4もう一人の師/5もはや「戦後」ではない) 
■第3章 建築界の「鉄腕アトム」(1都市へ/2メディア/3未来人間/4カプセル宣言) 
■第4章 狼がやってきた(1中銀カプセルタワー/2虚像と実像) 
■第5章 ジャパン・アズ・ナンバーワン
(1バロックと利休ねずみ/2国家的建築家へ/3泡と消えた幻) 
■第6章 共生の思想(1狂い始めた歯車/2TOKYO大改造/3未来都市アスタナ) 
■第7章 サムライ(1蜜月の終わり/2いざ出陣!) 
■終章

【著者紹介】
1970 年生まれ。日本経済新聞社に記者として勤務後、フリージャーナリストとなる。共著に『ニート』(幻冬舎)。

内容説明

カプセルホテル、情報化、ノマド―。天才的自己宣伝と未来予測で昭和を駆け抜けた稀代のメディア・スターKUROKAWA KISHO。その謎にみちた行動の真相に、初めて迫る!

目次

第1章 ドン・キホーテ
第2章 ガガーリン・クロカワ
第3章 建築界の「鉄腕アトム」
第4章 狼がやってきた
第5章 ジャパン・アズ・ナンバーワン
第6章 共生の思想
第7章 サムライ

著者等紹介

曲沼美恵[マガヌマミエ]
1970年福島県生まれ。福島大学卒業後、1993年日本経済新聞社入社。記者として東京都の行政や雇用問題、教育問題、脳死臓器移植問題等の取材に携わる。2002年からフリーランスとなり、経営誌、ネット媒体にて企業経営や人材マネジメントに関する記事、人物インタビューを中心に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しーふぉ

17
国立新美術館などを設計した黒川紀章の若い時から死ぬまでを追ったノンフィクション。京大から東大の丹下研に移り。メタボリズムという考えの提唱者の1人としての活動、大阪万博での設計など時代の寵児となっていく過程など知らなかった黒川紀章の活動が細かく書かれています。性格は論理的かつ短気で無茶なことも平気で言う一方、面倒見が良い部分や、若い頃は気さくなところもあったよう。黒川紀章の良い部分も悪い部分も公正に扱っているように感じた。2017/07/23

うぃっくす

4
黒川紀章の人生もなんだけど戦時中から21世紀までの時代の変遷が興味深かったな。熱い激動の時代よね。メディアの方法も変わってきていまインターネットとかスマホとかだけどこの先変わるのかなー。自分じゃないとやれないことを探してもがくのが人生かもね。アスタナの完成2030年って書いてあったな。完成したらいってみたいね。2020/05/16

4
600ページ越えの本を久しぶりに読みました。しかも創作ではなくルポ。読了まで時間がかかりましたが、磯崎新氏の都庁の本など、こういうのは意外に面白いのです。黒川紀章氏の生い立ちから成功、挫折、政界進出などを氏に関わったたくさんの人々の証言、インタビューや著書からの引用などで形成されています。関わった人が多すぎるため、たまにこの人誰だっけ?!と思うことも多々ありましたが。国立競技場の問題が過熱していますが、黒川氏ならどんなコメントを、そしてどんなデザインと理論を出してくれたのだろうと考えずにはいられません。2015/08/06

mochizo

4
これほどメディアを駆使して自身の宣伝をした建築家は彼が最初で最後でしょう。全盛期の黒川紀章の活動知らなかっただけに、そのいい意味でハチャメチャぶりは読んでいて非常に面白かったですね。あの中銀カプセルホテルの計画の経緯もここに書かれています。また、彼の生物学を根底としている思想もまた面白いですよね。本来一度建築を立てれば100年は使うという思想なのに「万物流転」の考え方で、建築も新陳代謝するという思想があるのですからね。600ページもの大作でしたが、楽しく読ましていただけました。2015/07/10

cassandre

2
黄色の表紙に黒い文字でセンセーショナルなタイトル。 その中に背筋を伸ばしてまっすぐに飛んでいる建築家黒川紀章を下から撮った大胆なもの。 丹念な関係者取材や文献探索でメディアを駆使して自分を売り込んでいった彼の姿を浮彫りにしたノンフィクション。 「時代の寵児」って言葉は陳腐だけどそういう時代だったんだろうなあ。 しかし、どうして最晩年に選挙にまで出馬したのかその真意まではわからず。 2015/07/20

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