内容説明
金子光晴―第二次大戦以前から一九七〇年代まで、波瀾の人生を生きた大詩人。スキャンダラスな夫人との関係、中国・東南アジア、ヨーロッパへ足掛け五年に及ぶ極貧の放浪旅行、戦争に対する絶妙な態度、晩年「エロ爺さん」ともてはやされ老人になってからの活躍。にもかかわらず、死とともに忘れ去られることを厭わず、現世的な人生を生き抜く。…そんな金子の人生をシェアする小さな旅。
目次
1 名古屋・津島で学ぶ“超・脱力”
2 神戸・長崎で学ぶ“超・中国”
3 東京で学ぶ“超・貧乏”の極意
4 新宿・富士山麓で学ぶ“超・戦争”
5 吉祥寺で学ぶ“超・老人”の作法
著者等紹介
鈴村和成[スズムラカズナリ]
1944年生まれ。文芸評論家、紀行作家、詩人。東京大学仏文科卒。横浜市立大学教授を経て、同名誉教授
野村喜和夫[ノムラキワオ]
1951年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部日本文学科卒業。戦後世代を代表する詩人のひとりとして現代詩の先端を走りつづける。著訳書多数。詩集『特性のない陽のもとに』(思潮社、1993)で第4回歴程新鋭賞、『風の配分』(水声社、1999)で第30回高見順賞、『ニューインスピレーション』(書肆山田、2003)で第21回現代詩花椿賞、評論『移動と律動と眩暈と』(書肆山田、2011)および『萩原朔太郎』(中央公論新社、2011)で第3回鮎川信夫賞、『ヌードな日』(思潮社、2011)および『難解な自転車』(書肆山田、2012)で第50回藤村記念歴程賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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