内容説明
謎のベールに覆われたスコットランドの5~11世紀「暗黒時代」。この時代のピクト人、ブリトン人、スコット人の息吹を求めながら「ケルト」の原点を発見する旅。
目次
1 ピクトの黎明(ブロッホの残影;「ケルト」とは?;謎の民族、ピクト人)
2 ピクトの息吹(シンボル・ストーン;ピクト人の拠点)
3 暗黒時代(ブリトン人;スコット人)
4 ケルト教会(南のキリスト教;北のキリスト教)
著者等紹介
武部好伸[タケベヨシノブ]
エッセイスト。1954年大阪市生まれ。元読売新聞大阪本社記者。日本ペンクラブ会員。関西大学社会学部非常勤講師。ケルト文化、映画、洋酒をテーマにユニークな執筆活動を展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mmaki
4
只今、ドラマ「アウトランダー」にはまり中。はまると関連するものすべて調べたくなる性格なのでスコットランドについての勉強開始。とりあえず図書館で目についた本を借りてみた。アウトランダーの舞台(1740年代)よりも遥か昔の時代について、著者があれこれ想像を加えながら書いた紀行文的なもの。歴史を学ぶには物足りない一冊だけど、巻末のスコットランドの年表がありがたい。2016/04/19
wang
0
古代欧州の謎に包まれたケルト民族。その中でも名前はよく聞くが実体がなにもわかっていないピクトを中心に。スコットランド各地にある記念碑的な石碑ピクトストーンについて文様や記述内容を調べ各地でピクトがいつどのように暮らしていたかを追いかける。ストーンサークルの一種かと思っていたが、三期に分類でき、その内容もある程度読み取られていることを知らなかった。どのストーンにもピクト十字やZ字の文様など実に良く似ていて、一定の文明の広がりが確認できる。知らないことばかり。2016/04/17
Kenji Ogawa
0
スコットランドの土着民・ピクト人の痕跡を訪ねる2013/10/05
takao
0
3世紀頃、スコットランド北部に定住していた民族(彩色でピクトと呼ばれたらしい)。ケルトでもあるらしい。 ただ、旅行漫談だな。2018/10/10