内容説明
吉本隆明、渡辺京二、田川建三、村瀬学、清水眞砂子、森崎和江、小浜逸郎、勢古浩爾…40年間、著者と伴走してきた小川哲生は、どのようにして編集者となり、日々どのような仕事のやり方をしてきたのか。前代未聞の「著者への執筆依頼状」を含め、仕事の中身を公開!本書は400冊を超える人文書の貴重な「メイキング」でもある。
目次
第1章 「小さな会社だからこそ著者一番の仕事をもらいなさい」(ぼくはなぜ「編集者」になったか;「吉本隆明」にたどり着くまで ほか)
第2章 たった四枚の原稿が優に一冊の本に匹敵すると実感するとき(渡辺京二氏との初めての仕事;村上一郎、桶谷秀昭、磯田光一のことなど ほか)
第3章 その人は言った。大衆が豊かになることはいいことだ、と。(遺作『書 文字 アジア』ができあがるまでの日々;二〇一二年三月十六日のこと ほか)
第4章 読者と書き手を結びつけること。それができれば…(莫言のノーベル文学賞受賞にふれて;石井慎二さんのこと ほか)
著者等紹介
小川哲生[オガワテツオ]
1946年宮城県生まれ。早稲田大学第一政治経済学部政治学科卒業。1970年大和書房を皮切りに、1990年JICC出版局(現・宝島社)、1995年洋泉社を経て、2010年3月に40年来の社員書籍編集者生活を終える。この40年間に企画編集した書籍は400冊になる。現在、フリー編集者
佐藤幹夫[サトウミキオ]
1953年秋田県生まれ。75年國學院大學文学部卒業。批評誌『飢餓陣営』主宰。現在、更生保護法人「同歩会」評議員、自立支援センター「ふるさとの会」相談室顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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