内容説明
日本の歴史を彩る偉大な哲学者を現代から古代へ時代を逆順に進みながら独自の視点で位置づける存在論、認識論、人生論の三位一体。
目次
第1章 戦後の哲学者たち
第2章 戦前の哲学者たち―敗戦から明治維新まで
第3章 江戸後期の哲学者たち
第4章 江戸前期の哲学者たち
第5章 中世期の主脈
第6章 古代期の主脈
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マウンテンゴリラ
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日本の哲学は、人生論・人間論を中心とした地に足のついた思想が中心であったことを教えられ、素直に納得することができた。特に江戸時代の伊藤仁斎、荻生徂徠、新井白石等の儒学者たちについては、今までほとんど興味を持ったこともなく、遠い昔の悪しき封建主義の擁護者程度にしか考えていなかったが、本書によって、認識を新たにさせられた。封建主義を悪とし、現代の民主主義を善とすること自体へ疑問を呈せざるを得ず、また、独立心を失い、お仕着せの平和主義、自由主義を何となく信じてきた現代日本人への反省を促された気がした。2013/02/26
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