内容説明
武士の都・鎌倉を舞台として生きた北条義時とその時代を知る上で、もっとも基本的な史料の一つとしてあげられるのは、鎌倉幕府の記録『吾妻鏡』である。しかし同書はまた、見方をかえると、幕府・北条氏サイドの視点から編纂されているという厄介な代物であることも確かである。本書はまさにこの虚実ないまぜの『吾妻鏡』を手がかり(窓口)に、「義時の世界」へと入っていく道案内人としての役割を果たしたいとの思いから生まれた企画にほかならない。(「はしがき」より)
目次
第1部 北条義時の生涯(誕生から初陣まで;義時初陣;側近としての北条義時;側近から重臣へ;頼朝亡きあとの義時―比企一族滅亡 ほか)
第2部 北条義時必携(人物点描 義時をめぐる光と影;北条義時関連史蹟;北条義時参考資料)
著者等紹介
樋口州男[ヒグチクニオ]
1945年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得(満期退学)。博士(文学)。中世史研究家
田辺旬[タナベジュン]
1981年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、東京都立浅草高等学校教諭
錦昭江[ニシキアキエ]
1955年生まれ。東京学芸大学大学院教育研究科修士課程修了。博士(文学)。現在、鎌倉女学院中学校高等学校校長
野口華世[ノグチハナヨ]
1972年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。博士(史学)。現在、共愛学園前橋国際大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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