目次
第1章 文学青年
第2章 壽屋宣伝部員
第3章 宣伝文案家
第4章 東京へ
第5章 二足めのわらじ
第6章 Z旗のもとに
第7章 演じるコピーライター
第8章 パリのランデヴゥ
第9章 二人
著者等紹介
坪松博之[ツボマツヒロユキ]
1960年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、サントリー株式会社に入社。広報部でPR誌「サントリークォータリー」の編集を担当する。NPO法人開高健記念会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨクト
21
ノンフィクションとフィクションの両方を書き、コピーライターとしても活躍した開高健。氏の挫折と成功を追った本書。言葉との向き合い方に感服。トリスのコピーはお酒NGのぼくでも飲みたくなる。コピーライター出身の作家は多いが、開高健はやはり特別な存在なのだ。2014/09/07
エドバーグ
10
高校生のころ、開高健、山口瞳、北杜夫、遠藤周作が自分のなかでヒーローでした。前者の二人について、創作の経緯のコアな詳細がわかり、非常に興味深かった。ファンの方にお勧めします。2021/08/31
くりりんワイン漬け
9
実は先ほど読んでる本に登録をしましたが、数か月枕元において数ページずつ読んでました。先ほど読破したところです。なるほど父がウィスキー好きで言葉の使い方を常に気にしていたことを思い出しました。開高さんが一番好きな作家さんでした。コピーライターとして好きだったのだろうか。今では分かりません。言葉にざまざまな色の魂をいれてくれると勝手に思ってます。 そんな開高さんのいろいろな面を見せてくれた本です。この本に出合えて感謝です。2016/04/20
さっと
8
開高本というかサントリー本というか、いくつかこの手の本は読んできたけど、両者の関係性はやっぱりおもしろい。小説家は釣行による南北アメリカ大陸横断を企て協賛依頼する、企業(佐治社長)はそれなら海外ロケとして途中でテレビCMを撮ってきてくれとオッケーするwさて、サントリー(当時は寿屋)に「戦後の空白はなかった」という。戦火をまぬがれた原酒から進駐軍にウイスキーを売り込む。やがて庶民の味となるトリスの浸透、初代から続く悲願のサントリービール発売、国内発の高級ブランドの追及。販路拡大と対をなす宣伝課に開高がいた。2020/12/12
こずえ
7
世はなにやら80年代ブーム。80'sは広告と消費の時代とよく言われます。開高健というともはや若者は知らないようなんですが、あの80年代の広告=クリエイティブに至る道筋は、そもそもこの方とサントリー宣伝部が切り拓いたと言えるでしょう。その辺がとてもよくわかる、サントリー広告史としても読める一冊。長年サントリーで開高・山口担当でもあった坪松氏だからこそ書けた本。男の人はグッとくるのではないかしら。うん。2014/11/10
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