出版社内容情報
本書は市営バス運転手の悲惨な焼身自殺事件をめぐる出色のルポルタージュである。解題=森岡孝二関西大学名誉教授
奥田雅治[オクダマサハル]
著・文・その他
内容説明
若い市営バス運転手の焼身自殺は何を物語っているのか。練達の映像ジャーナリストが、自殺の真相を求めて9年もの長きにわたり闘った両親に密着取材し、カメラをペンにかえて公務労働災害死の深層を抉り出した心を揺さぶる記録。
目次
プロローグ
第1章 若い市営バス運転手の焼身自殺
第2章 水野幹男弁護士と出会う
第3章 立ちはだかる大きな壁
第4章 支部審査会の歪んだ実態
第5章 真相究明は法廷の場に
第6章 真相が明らかに―高裁での逆転勝利
エピローグ
著者等紹介
奥田雅治[オクダマサハル]
1962年生。関西大学社会学部卒業。新聞社を経て毎日放送報道局次長兼番組部長。プロデューサーとしてドキュメンタリー番組の制作に携わる。名古屋市営バス運転手の焼身自殺の真相を追った番組「映像’13隠された事故~焼身自殺の真相を追う~」で2013年に第68回文化庁芸術祭賞などを受賞したほか、「映像’07夫はなぜ、死んだのか~過労死認定の厚い壁~」でギャラクシー賞、放送文化基金賞、地方の時代映像祭グランプリ、日本民間放送連盟賞、「映像’08息子は、工場で死んだ~急増する非正規労働者の労災事故~」でギャラクシー賞、坂田記念ジャーナリズム賞、「映像’10母との暮らし~介護する男たちの日々~」でギャラクシー賞、JNNネットワーク協議会賞大賞、坂田記念ジャーナリズム賞、「映像’16追い詰められた“真実”~息子の焼身自殺と両親の9年~」でギャラクシー賞など、新聞・テレビを対象とした各賞受賞作品を制作
森岡孝二[モリオカコウジ]
関西大学名誉教授、大阪過労死問題連絡会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょびねこ
いけ
jun