内容説明
ドル体制=アメリカの国際通貨国特権のもとで過度に外需に依存した特化型貿易構造を追求する日本経済の危うさと、世界経済がその基底部で抱える諸問題を理論と現実の両面から解析する。
目次
第1章 金と価値規定―平均原理、限界原理、「優良」原理
第2章 国際価値と金―国民的平均生産力および部門別生産性の対外格差
第3章 国民所得と労賃の国際的格差―1970年から90年の日・米・英・西独・仏製造業を事例として
第4章 世界市場の拡大とドルの減価
第5章 グローバリゼーションと1人当たりの国民所得の格差、賃銀格差
第6章 ドル体制と日・米・東アジア貿易
第7章 世界金融危機から世界経済危機へ―日本の産業構造と貿易構造の問題点
著者等紹介
秋山誠一[アキヤマセイイチ]
1954年神奈川県に生まれる。1977年立教大学経済学部卒業。1986年國學院大學大学院経済学研究科博士後期課程単位取得満期退学。1990年國學院大學栃木短期大学商学科助教授。2001年國學院大學栃木短期大学商学科教授。現在、國學院大學短期大学日本文化学科教授。立教大学博士(経済学)。専攻は国際経済論、貿易論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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