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内容説明
第2回テーマ・最高の笑顔。言葉の壁をなくすため、セリフのないマンガを世界中から募る漫画賞!609点の応募から選び抜かけた全受賞作を完全掲載!!受賞作26編&著者インタビュー、養老孟司、ちばてつや、原哲夫…豪華インタビュー掲載!脳科学、マンガの巨匠により語られる“サイレントマンガ”の魅力とは―?
目次
グランプリ(『Father’s Gift』(邦題:父の贈り物)(Ichirou))
準グランプリ(『New Haircut』(邦題:新しい髪型)(MAGE)
『Time on the Bus』(邦題:バスの時間)(Vincent Lange) ほか)
優秀賞(『RUN』(邦題:走れ)(Erwin Prasetya)
『WARLOCK』(邦題:ワーロック)(Mikko Raassina) ほか)
準優秀賞(『3 Smiles』(邦題:3つの笑顔)(Vanilla)
『Catch A Falling Star』(邦題:星を掴め)(Moonsia))
努力賞(『Shiny Smile』(邦題:輝く笑顔)(Alessio Pucci Annarita Rimini)
『Paper War』(邦題:紙の戦い)(Rubrica) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
12
第二回サイレントマンガオーディションの受賞作品26編。65の国と地域からの609点の応募があり、テーマは『最高の笑顔』。養老孟司先生とちばてつや先生のロングインタビューが面白かった。作品は上手いけどちょっと物足りないような…。2015/07/27
小木ハム
11
前回を越える応募総数609作品から入選26作を公開。前回のグランプリ二作品は動画実写化もされたようだ。今回のテーマは『最高の笑顔』。言葉を使わないためか動物モノが多い印象、涙を誘うものも多数。常々思い返すけど、非言語コミュニケーション能力こそ人間の叡智ではないだろうか。真善美、音楽、ダンス、絵画、第六感とか、虫の知らせ、インスピレーション、女の勘とか。言語→論理であるなら、それはコンピュータの土俵となる可能性がある領域。しかし満面の笑みの裏に隠された悲しみをAIが読み取る日は来ないと思う。2020/09/04
大津留公彦
1
私はあまり普段はマンガを読まない人間だがこのサイレントマンガは興味がある。それは言葉がない分世界性があるからだ。70ヶ国から600を越える作品が寄せられたのはそれを証明している。 言葉が無くてもほろっと来る壷はほとんど世界共通だろう。 入賞の犬の話は言葉が無くても分かるしむしろ味わいが深くなっているかもしれない。普段マンガを読みなれている人ならばもっと読む角度も違うだろう。世界中が言葉無しで交わることが出来るとはなんと素晴らしい事だろう。マンガはサイレントになってに新しい世界性を手にしたと思う。2015/02/15