内容説明
次の南海トラフ巨大地震は、2038年頃に起こる。
目次
第1部 南海トラフの巨大地震―その仕組みと予測(地震の大きさ;地震調査研究推進本部;南海トラフ概観;南海トラフの地震活動;南海トラフの地震の多様性 ほか)
第2部 次の南海地震に向けて(次の南海地震―近い将来確実に発生;活断層性地震にも注意を―「激震が襲う日」シンポから;東南海・南海地震対策特別措置法―具体的な備え始めるとき;幕府を揺るがした南海地震―地盤沈下に大津波が来襲;南海地震にまつわる謎―前兆現象の仕組み解明を ほか)
著者等紹介
尾池和夫[オイケカズオ]
京都造形芸術大学学長。京都大学理学博士、地球物理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
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田中峰和
5
時期を特定して災害の告知をするのは、いかがなものか。まるでノストラダムスの大予言のようだ。細かく刻んだ2038年という根拠が理解できない。南海トラフ地震に関しては、フィリピン海プレートがアムールプレートの下に沈み込み、蓄積されたひずみが解放されることで起こるもの。現代の科学力では防ぎようがないが、東北大震災以降、隈本や能登半島で起こった震災は南海トラフ地震ではないと否定される。地震そのものより、海に囲まれた日本では津波の被害の方が心配される。エリア別に被害規模が予告されるが、その地域を人口は減らない。2024/05/23