出版社内容情報
小説家としてはもちろん、子規俳句、漱石が精力を傾けた漢詩、禅との関係など、漱石文学の本質を隅々まで明らかにした画期的評論集。没後102年目の漱石文学完全読解! 小説家としての漱石はもちろん、正岡子規俳句、漱石が晩年精力を傾けた漢詩、禅との関係など、漱石文学の本質を隅々まで明らかにした画期的評論集。
? 序論 ― 漱石と「夏目学」/? 漱石小伝 ―『漱石とその時代』を未完のまま自死した江藤淳に/少年時代 ―― 養子体験/学生時代? ―― 最初の神経衰弱/学生時代? ―― 正岡子規との出会い/英国留学 ―― 孤独な英文学研究/小説家デビュー ――「ホトトギス」の作家/朝日新聞入社 ―― 職業作家へ/朝日文芸欄主宰 ―― 流行大衆作家へ/修善寺の大患 ―― 自我意識との格闘/晩年 ――「則天去私」文学/? 英文学研究と文学のヴィジョン ―『文学論』『文学評論』『野分』/? 写生文小説 ―『吾輩は猫である』/? 漱石的主題 ―『琴のそら音』『趣味の遺伝』『坊っちやん』『草枕』『野分』/? 写生文小説の限界 ―『文芸の哲学的基礎』『虞美人草』『坑夫』『文鳥』『夢十夜』/? 大衆小説三部作 ―『三四郎』『それから』『門』/? 前衛小説三部作 ―『思ひ出す事など』『彼岸過迄』『行人』『心』/? 小説への回帰 ―『私の個人主義』『硝子戸の中』『道草』/? 現代文学の創出 ―『明暗』/後記
鶴山裕司[ツルヤマユウジ]
著・文・その他
内容説明
没後102年目の漱石文学完全読解!
目次
1 序論―漱石と「夏目学」
2 漱石小伝―『漱石とその時代』を未完のまま自死した江藤淳に
3 英文学研究と文学のヴィジョン―『文学論』『文学評論』『野分』
4 写生文小説―『吾輩は猫である』
5 漱石的主題―『琴のそら音』『趣味の遺伝』『坊っちゃん』『草枕』『野分』
6 写生文小説の限界―『文芸の哲学的基礎』『虞美人草』『坑夫』『文鳥』『夢十夜』
7 大衆小説三部作―『三四郎』『それから』『門』
8 前衛小説三部作―『思ひ出す事など』『彼岸過迄』『行人』『心』
9 小説への回帰―『私の個人主義』『硝子戸の中』『道草』
10 現代文学の創出―『明暗』
著者等紹介
鶴山裕司[ツルヤマユウジ]
1961年富山県富山市生まれ。明治大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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