内容説明
佐賀唐津の下級武士の家に生まれた辰野金吾は、ロンドン留学、欧州各国の調査大旅行をふまえて、揺籃期日本近代建築の大きな礎を築いた。日本銀行、奈良ホテル、東京駅など多くの作品は、今もなお人々に愛されつづけている。
目次
第1章 生涯(唐津から世界へ;工部大学校における建築修学;コンドルと辰野 ほか)
第2章 欧州体験と「美術建築」(出発点としての卒業論文;建築家バージェスから学んだこと―旅、美術家との共同;美術建築家 ほか)
第3章 「辰野式」建築とイギリス(「辰野式」ということば;“東京駅”と「辰野式」;「辰野式」の特徴 ほか)
著者等紹介
清水重敦[シミズシゲアツ]
1971年、東京都生まれ。東京大学工学部卒業。1999年同大学大学院工学系研究科博士課程単位取得退学。日本建築史および文化遺産論専攻。2005年同大学から博士(工学)の学位を取得。独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所景観研究室長を経て、2012年より京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科准教授
河上眞理[カワカミマリ]
1963年、千葉県生まれ。早稲田大学文学部卒業。同大学院を経て、1995年度イタリア政府将学金留学生としてヴェネツィア・カ・フォスカリ大学文学部美術史学科に留学、2001年同大学から博士号(Ph.D)を取得。美術史専攻。1997年~99年、在イタリア日本国大使館外務省専門調査員として日伊交流事業に従事。2007年より京都造形芸術大学芸術学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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