目次
第1章 大隈重信略伝(佐賀藩時代;長崎時代 ほか)
第2章 政治はわが輩の生命(国会議事堂の大隈銅像;日本一君主義 ほか)
第3章 学問の独立(東京専門学校の創立;学問の速成 ほか)
第4章 東西文明の調和(不平等条約改正;黄禍論 ほか)
著者等紹介
島善高[シマヨシタカ]
1952年、佐賀県生まれ。1976年、早稲田大学法学部卒業。1982年、國學院大學大学院法学研究科博士課程満期退学。日本法制史専攻。早稲田大学社会科学総合学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ayumi Shimojoh
0
薄い本で読みやすい。略伝だけ。教育者。2016/12/14
きさらぎ
0
「ゆえに筆者にとって、大隈は格別な存在であって「大隈」と呼び捨てにするのは忍びない」読み終わってから島善高先生だと気付いた(笑)この方の文章、読みやすいし何だか不思議な味があってたまに何でもないところでクスッと笑わされて好きです。内容もコンパクトにまとまっていて1時間ほどで読めるし、なんというか気持ちの良い本でした。2014/04/02
Ryu
0
学問についてのところやあとがき、かなり私に響きました。これは何度か読みたいと思いました。きっと、大隈さんの人となりにも惹かれているのですね。2014/01/01
ジュリアンヌ
0
近代の日本大学史に大きな影響を与えた大隈重信の東京専門学校(現・早稲田大学)設立の理念や、政治家としての偉業が淡々と記されている「教科書」のような一冊。著者は早稲田大学の教授ということもあり、大隈を賞賛するような記述が多く見られるが、日本の政治体制に大きな影響を与えた大隈にスポットライトを当て簡潔にまとめられている点は非常に良書と言えるのではないかと思う。教育学、政治学を学んでいる学生にとっては教養レベルでおさえておくべき知識が記されているので、参考までに読んでみたらいかがだろうか。2011/08/09