内容説明
この本とダイス(サイコロ)さえあれば、約140種のゲームが楽しめます。運がメインの気軽なゲームから、本格的な駆け引きのゲームまで、本書では幅広く網羅。さらにゲームだけでなく、戦略や確率、ダイスの理論なども学べます。ダイスゲームの究極本!!
目次
第1章 運と得点のゲーム
第2章 運とカウンターのゲーム
第3章 ダイスの理論
第4章 賭けのゲーム
第5章 前進のゲーム
第6章 危険なゲーム
第7章 カテゴリーゲーム
第8章 ブラフゲーム
著者等紹介
クニツィア,ライナー[クニツィア,ライナー] [Knizia,Reiner]
1957年ドイツ生まれ。イギリス在住。ボードゲームデザイナー。数学博士。『ケルト』は2008年ドイツ年間ゲーム大賞を受賞
正田謙[ショウダケン]
1970年生まれ。日本屈指のライナー・クニツィア・ファンとして知られる。国産ボードゲームデータベース「play:game」のアドミニストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
午後
4
独特のジレンマが癖になる、巧妙なゲームメカニズムの面白さに定評のあるボードゲーム界の巨匠ライナー・クニツィアによるダイスゲーム集。偶然性と駆け引きのバランスがちょうど良く、また遊び心地やゲームの勘所がガラッと変わるヴァリアント・ルールが示されているところも、達人の技の秘密を伺い知ることができるような気がして面白い。2021/12/26
せいや
2
図書館で借りて読了。 ボードゲーム好き、数学の統計や確率好きの自分からすると、この本はどストライクだった。 アマゾンなどでよく言われている、日本語訳が少し不自然なところがあるのは感じたが、ルールを理解する上では障害になる程ではない。 読んでいるだけだとついゲームを始めたくなってしまい、妹と選りすぐりの三つ(これは面白いと思ったもの)を一緒に興じた。 ゲームの種類ごとに章立てされているのも有難い。流石はボードゲーム界の巨匠、ライナー・クニツィアである。2018/12/14
ろい
2
紹介しているゲームが似通った物が多く、残念。 ゲーム制作者としては「一ひねり」でゲーム性が変わる(上がる)テクニックとかは面白かったけど、ゲーム紹介が「遊ぶため」というより「解説」に偏っている感じ。 またゲームが欧米に偏っていて、例えば「チンチロリン」が収録されていない。 クニツィア先生、日中のゲームは詳しくないのかな。2015/10/14
いっぺいさま
2
ボードゲーム好きなら誰でも知ってるライナー・クニツィアが書いた本、ということで読んだ。ほとんど知らないサイコロを使ったいろんな種類のゲームが山ほど乗っていて、確率論などのコラムっぽい読み物もちょこちょこある。ただ、ゲームは複雑なものや同じようなバリエーションが多かったので、実用的なのはあんまりないかも。個人的にヤッツィーやクウィックス以上に面白そうなのはなかったかな……。あんまりボードゲーム系をしない人には新鮮で面白いのもあると思うが、さもなくば上の2つのゲームをやった方が楽しいか。2015/09/18
急性人間病
1
①操作や意思の介入不可能なまさしく“運ゲー”だけでもこれだけバリアントがあることに驚く。読む分にはすぐ飽きそうとか思ったりもするが、多分実際に転がして遊べば印象は激変するはず。賽の出目が運だとしても、それを投げる行為のなかで偶然と欲望が共犯関係になるだろうから。結局のところゲームはやってなんぼだ。②本書で紹介されるダイスゲームは基本的に「振る」前提のものばかりだけど、多面体としてのダイスを「置く(上で転がす)」タイプのゲームとかも案外あったり世界のどこかにあったりせんだろうか。2022/01/08