日本企業初のCFOが振り返るソニー財務戦略史

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日本企業初のCFOが振り返るソニー財務戦略史

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  • サイズ A5判/ページ数 255p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784905157182
  • NDC分類 542.067
  • Cコード C3034

出版社内容情報

ソニーで財務・会計に携わり日本企業として初のCFO(最高財務責任者)となった著者による財務会計から見たソニーの歴史と回顧。

内容説明

先駆的なNYSE上場、海外進出、画期的な製品誕生の背景には、数多くの財務・会計イノベーションがあった。ファイナンスからグローバル経営をとらえ直す!

目次

プロローグ わが愛するソニーへ―そこは技術者にとり自由闊達にして愉快なる会社だった
第1章 初のCFOに就くまで
第2章 スーパーCFOだった盛田さん
第3章 アナログからデジタルの時代へのはざまで
第4章 CFOとして取り組んだ課題解決
第5章 グローバル経営を支えた連結財務戦略
第6章 加速するグローバル化と財務会計における数々の対応
第7章 理想のCFOとは何か?
第8章 余談として―盛田流経営を支えた法務とソニーM&A前史
エピローグ 盛田流経営―衆知を集めてことを決する

著者等紹介

伊庭保[イバタモツ]
1935年東京生まれ。59年東京大学法学部卒業後、ソニー入社。78年ソニーオーバーシーズ(スイス法人)総支配人、80年ソニー資材本部長、83年ソニーファイナンスインターナショナル社長、87年ソニー取締役、88年ソニー・プルコ生命保険(現ソニー生命保険)社長。92年ソニー専務、94年同副社長、95年同CFO就任、99年からソニーコンピュータエンタテインメント(現ソニー・インタラクティブエンタテインメント)会長、2000年ソニー副会長、2001年ソニー銀行会長就任。2004年にソニーフィナンシャルホールディングス会長兼社長、2006年にソニー顧問を退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masabi

12
【概要】ソニーの財務戦略の歴史を振り返る。【感想】日米の財務会計基準の差異で損益が分かれる、新規事業でのCFOとしての取り組みなど興味深かった。大企業で世界各国に子会社があるので為替ヘッジに重点が置かれている。2020/09/21

nekozuki

11
ソニーの元CFOが当時の財務戦略の変遷を仔細に記録した本。大企業の財務戦略についてここまで細かく記載されて世に出る事はあまりないので貴重な本だと思われる。CFOとして経営戦略面と財務面を合わせて舵取りしていた著者らしい戦略が見られる。当方金融村の人間だが、やはりどうしても外部調達の方法に目が行きがちであるものの、ソニーのような大企業にとっては為替ヘッジやICLの巧拙も業績に大きな影響を与えることが実際にわかり興味深い。2019/11/20

グッドバイ

2
90年代~00年頃までのソニーの取り組みが細かに説明されていて面白かった。 トラッキングストック、退職給付信託の設定、執行役員制度の導入、株式交換などソニーが日本で初めて取り組んだものの多さに驚いた。 個人的にはEVA経営の導入から撤廃までがもう少し詳しく知りたかった。1ページ触れられている程度。2020/10/24

Kensuke Kita

1
ソニーの90年-00年前半の財務戦略と、その背景が記述されている。 面白い部分は、PlayStationなど新規事業の立ち上げにCFOとしてどう関わったか。 基礎的な知識をもう少し仕入れて、再読したいのが、①為替予約、②コーポレートガバナンス。 自社との比較に有用なのが、管理会計の仕組みや目標基準の考え方のところ。(やぱりBSやキャッシュフロー大事だよな、と。) ソニーのように、グループ全体で人員規模がある企業のスタッフ部門に身を置く方が読むと、自社との比較or自社の考え方の確認の点で有用だと思う。2020/05/09

J.H

1
専門外のため途中ギブ。ただし、大企業経営における財務と法務面での戦略施策の必要性と緻密さを理解、尊敬出来る様になったかな。 2019/12/12

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