FCバルセロナの人材育成術―なぜバルサでは勝利と育成が両立するのか

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784905154150
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0075

内容説明

本書は、有名人によって語られたサッカーのエピソード本とは違う。プロサッカー選手になるという夢を叶えた選手たちの経験や彼らが大切にしている価値観を考察し、そのなかから、夢の実現を目指す若いスポーツ選手、指導者、教育者、更には選手の保護者に役立つエッセンスを抽出し、そしてそれらを皆さんと共有するために書かれたものである。

目次

第1章 FCバルセロナの指導理念を実践する現役の指導者たち(育成年代の指導者が抱える葛藤;ジョゼップ・グアルディオラ/フランセスク・ティト・ビラノバ ほか)
第2章 カンテラが生んだスター選手たち(カンテラからトップチームへと繋がる道;カルレス・プジョル ほか)
第3章 経験者が語るFCバルセロナの育成論(経験者の声を聞く;アントニ・ラマリェッツ ほか)
第4章 子どもをサッカー選手にしたい親たちへ(親が子どもの教育に果たす役割;若く早熟なサッカー選手の教育に必要なこと ほか)
第5章 教育者が子どもに与える影響(ラ・マシア―カンテラの聖地;ラ・マシアで日々実践されていること ほか)

著者等紹介

オルトネーダ,アルベルト・プッチ[オルトネーダ,アルベルトプッチ][Ortoneda,Albert Puig]
1968年生まれ。FCカンブリルスのインファンティルチームを監督し、同市内のベテランス・サッカースクールに勤務、その後、レウス・デポルティウと契約した。FCバルセロナのオブザーバーとして、当初タラゴーナ県、次にカタルーニャ州全域を担当。2002年、バルサの下部組織のスタッフとなる。アレビンBを2シーズン率い、2008年からはインファンティルBを監督している。また、カタルーニャサッカー協会のコーチングスクールで教師を務めている

村松尚登[ムラマツナオト]
1973年生まれ、千葉県出身。千葉県立八千代高校、筑波大学体育専門学群卒業。同大サッカー部OB。1996年、日本サッカーが強くなるためのヒントを求めて、スペインに渡る。その後、バルセロナを拠点に8クラブのユース年代以下の指導に携わり、2004年10月には、スペインサッカー協会が発行する上級コーチングライセンスを取得した。2005年、スペインサッカー協会主催の「テクニカルディレクター養成コース」を受講(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

27
バルセロナの強さが、垣間見られる。これが、全貌とはとても思えないが、青少年の教育を大事に思って育成している事は良く分かる。ただ、もうす少しサッカーの、技術的なアプローチの解説が欲しい。またここでも空飛ぶオランダ人のヨハン・クライフが登場する。やはり、近代サッカーは彼に始まった事が、改めて認識させられる。勝ち続ける事によって得られるメンタリティが、何度も繰り返される。勝つ内容でもマンネリを避ける方法や、親としての関わり方も最後に皮肉たっぷりに書かれている。面白いが、少し期待ハズレな感じもする。2017/06/28

タイガー@津軽衆

5
通算107冊目。12月02冊目読了。子どもがチームスポーツをやっている全保護者の方は読んだ方がいいかなと思う凄本。自分は勝利のメンタリティーってのはどういう風に醸成されるのかなって、気軽に手に取った本でしたが、それも勉強になりましたが何よりスポーツをやっている子供に親はどのように接し、どのように言葉をかけるかなど事細かく書いてます。技術的な成長よりも人間的成長を見守ることで、子どもの選択肢が増えていくということをいいたいのだと思います。もし自分に子供ができたら何度も読み直す本だと思います(笑)2016/12/08

くま

3
誰のインタビューでも、全員が同じこと言っていて、それこそが「バルサイズム」ってことが分かる本。内容より、繰り返しで。途中で飽きちゃったけど、そこまでのわくわく感はすごかったなー。バルサファン以外でも、ビジネス書としてもいいんじゃないでしょうか2012/04/21

パラオ・スパニッシュフライ

2
バルサの下部組織は、サッカーを教えると共に 人間を育てる場所。 競争心を植え付けて、仲間との信頼関係を作り、 サッカーで勝つことを学ぶ。 育てることと勝つことを両立させている場所。 下部組織で選手を教えているコーチ陣、 実際にそこを巣立って大活躍している選手、 そこに関わっている人物のインタビューを中心に構成されており 非常に説得力がある。 サッカーだけでなく、子供を育てるために役立つ教育書である。 2012/05/29

とろっち

2
マネジメント視線で見たら、ペップのサッカー哲学の本より本著の方がいいと思います。特に長期的な人材育成の思想は参考になりますね。 才能に溢れる若い人材の全てが成功を収める訳ではない、そんな当たり前の事を再認識させられます。2012/01/25

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