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内容説明
比類なき光を放ったスーパースターの不屈の精神力と勇気あふれる冒険心―その果てしなく壮絶な闘いの真実を、“羅針盤”石原まき子夫人にみちびかれつつ炙り出す、もうひとりの石原裕次郎。
目次
一枚の写真―まえがきのようなもの
『太陽の季節』と『狂った果実』
石原裕次郎と北原三枝の出会い
いわゆる“裕ちゃん”ブーム
人気の内側にあるけしき
アメリカ逃避行と結婚
荒井まき子、北原三枝、石原まき子
俳優と歌手の溶け合い
裕さんの女房
“小さなレディ”との愛赤木圭一郎の死
独立プロ設立への覚悟
『黒部の太陽』の起死回生
女房という視座
石原プロ倒産の危機
“子供”という問題
酒、朝帰り、ヘソクリ
奇跡の生還
ハワイとの別れ
もうこの家には帰ってこないだろうな
著者等紹介
村松友視[ムラマツトモミ]
1940年東京生まれ、静岡で育つ。慶応義塾大学文学部卒業。中央公論社勤務を経て、作家に。82年『時代屋の女房』で第八七回直木賞、97年『鎌倉のおばさん』で第二五回泉鏡花文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anken99
0
村松友視が旅する、石原裕次郎という名の壮大な航海━━妻である、まき子さんの名を書名にし、一番近くにいた人をツールにし、裕次郎という名の半世紀が検証されていく。読後感はといえば、やはり裕次郎はかっこいい。この昭和の大スターの世界観を、存分に味わえる一作である。2017/09/28
都人
0
ひと月ほど前、佐野眞一氏の「石原慎太郎」論を読んで興味を持ったんだが、残念ながら駄作と言わざるを得ない。石原裕次郎を好きでも嫌いでも良いのだが、この 本からは熱いほとばしりが伝わらない。2012/08/16