- ホーム
- > 和書
- > エンターテイメント
- > TV映画タレント・ミュージシャン
- > 芸能界
内容説明
それはあまりにもせつなく哀しい真実だった。あのとき麗子になにがあったのか私は悲しいまでに「知りたい」と思った。いのちを削った壮絶な愛。三回忌特別出版。
目次
ある夜の出来事
躁と鬱のあいだで
東京女子医大特別診察室
父からの凄まじい暴力
母を幸せにしたい
「高倉健さん」という安らぎ
渡瀬恒彦から吹く風
炎のように
お腹の子
乳がん
美容整形への後悔
ついえぬ慕情、最後の日々
孤独な鳥は高く飛ぶ
著者等紹介
前田忠明[マエダチュウメイ]
1941年、北海道に生まれる。明治大学文学部演劇学科中退。1970年、光文社「女性自身」の記者となる。主に芸能記事を担当。1980年、テレビ界に転進した。現在、フジテレビ「とくダネ!」の芸能デスクを務める。芸能レポーター歴は30年に及ぶ
大原政光[オオハラマサミツ]
1949年東京都文京区に生まれる。獨協大学卒業。現在三井住友銀行勤務。大原麗子さんの実弟(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
退院した雨巫女。
12
《私‐図書館》亡くなってだいぶんたったんですね。あまりにも、激しい生涯にびっくりしました。安らかにお眠りください。2012/04/15
chitose511
2
女優になるまでとなってからの半生はへええと思いつつ読んでいたのだけど、亡くなる前に知人に片っ端から昼夜を問わず電話して罵倒していたというエピソードですべて吹っ飛んだ。今の石原真理子と通じるものがある気が…。2014/09/26
りい
2
女性から見ても憧れるような素敵な女性、さっぱりとした性格も垣間見れて、とても人気があった女優さんだった。浅丘ルリ子さんの弔辞は、何度聞いても胸が詰まり涙する。本書を読んでもやっぱり、大原麗子さんは決してひとりなんかじゃないのに・・と思ってしまうが、心が抱える孤独は本人にしかわからないものなんだと改めて思い知る。付き人の方が大原さんから渡されたという「付き人の心得」にも彼女の人柄が忍ばれ、さらに涙。62歳、最後のお誕生日を石井ふく子さんと過ごした時の写真もとても素敵です。2012/09/15
おばりん
2
お母さんやお婆さんの役になった麗子さんも見たかったけど 病気は心まで蝕んでつらいですね。2012/08/11
Ryoko
0
キュートで愛らしかった女優さんでした。突然の急死。どんな人だったのか興味があって購入。肩肘はって生きてきた人なんだなぁ。という印象。それと強烈な孤独と つらい病魔との闘い。一度、芸能界のトップになってしまったから、老いること、 若手がどんどん出てくることは、受け入れがたいことだったんだと思う。 老いや時代の流れを素直に受け止めたらもう少し違った人生も歩めたのかも しれないと感じた。2012/08/22