内容説明
リパは、うでのいい庭師です。ある日、リパの家の道具箱にみつばちがやってきて…。リパは、あたらしいともだちとみつばちのお世話をすることになりました!自然とともに生きるよろこびを描いたものがたり。
著者等紹介
福井さとこ[フクイサトコ]
滋賀県出身。絵本作家・版画家・アニメーション作家として活躍中。京都嵯峨芸術大学デザイン科卒業。2014年からスロバキアのブラチスラヴァ美術大学に留学し、版画家ドゥシャン・カーライ氏に学ぶ。2017年同大学・大学院卒業。絵本『Little fat squirrel(ふとっちょリス)』と『Dom´ace dobrodu〓zstvo(おるすばんのぼうけん)』で2度、スロバキアの最も美しい本賞学生賞、国立図書館賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chiaki
21
リパちゃんシリーズ2作目。ある日、庭師リパの道具箱にみつばちが住み着いていたのをきっかけに、おじいさんの家のみつばちのお世話をすることに。琥珀色に輝く巣蜜、版画なのにその神々しさよ!!!福井さんの版画、爽やかで淡い色合い、配色が可愛すぎずに可愛くてとても好みです。スロバキアで美術を学ばれたご経験があってか、なんだか現地の民族衣裳に施された刺繍にも少なからず影響を受けてるような!そんな美しさとあたたかさを感じます。2024/01/17
mayuri(Toli)
0
リパは庭師の女の子。ある日、リパの道具箱をみつばちが巣箱にしようとしてしまいます。リパはみつばちがどこからやってきたのか、追いかけて行くと……。 庭師のお話だと思ったらみつばちのお話で、どうやらシリーズ2作目だった様ですが、とても楽しく読むことができました。個人的に蜂って怖いという印象がどうしても拭えないのですが、自然にとってはとても大切な存在で、本来は人間の良き友でもあるのだなと思います。作者のあたたかい眼差しと色鮮やかな挿絵が、読後なんとも言えない満ち足りた気持ちになります。遡って1冊目も読もう。2024/02/02