バレエ団のねこ ピンキー

ストレトフィールド，ノエル【作】〈Ｓｔｒｅａｔｆｅｉｌｄ，Ｎｏｅｌ〉/スーバ，スザンヌ【絵】〈Ｓｕｂａ，Ｓｕｓａｎｎｅ〉/田中 潤子【訳】

のら書店（2023/03発売）

• サイズ B5判／ページ数 24p／高さ 23cm
• 商品コード 9784905015727
• NDC分類 E
• Cコード C8797

内容説明

バレエがだいすきなねこ、ピンキーの仕事はネズミとり。でも、ピンキーはネズミがこわくて…。小さな黒ねこがじぶんにしかできないことをみつけるおはなし。

著者等紹介

ストレトフィールド，ノエル［ストレトフィールド，ノエル］ ［Ｓｔｒｅａｔｆｅｉｌｄ，Ｎｏｅｌ］
英国のサセックスにて生まれる。英国王立演劇学校を卒業後、女優として活動。１９３１年に作家デビューを果たす。１９３６年刊行の児童書“Ｂａｌｌｅｔ　Ｓｈｏｅｓ”にて一躍人気作家となる。１９３８年刊行の“Ｔｈｅ　Ｃｉｒｃｕｓ　ｉｓ　Ｃｏｍｉｎｇ”（アメリカ版のタイトルは“Ｃｉｒｃｕｓ　Ｓｈｏｅｓ”）にてカーネギー賞を受賞

スーバ，スザンヌ［スーバ，スザンヌ］ ［Ｓｕｂａ，Ｓｕｓａｎｎｅ］
ハンガリーのブダペストに生まれる。３歳の頃から絵を描くのが好きで、ニューヨークのプラット・インスティテュートに入学。その後、水彩画家、イラストレーターとして活動。１９３０年代初頭に雑誌『パブリッシャーズ・ウィークリー』、『ニューヨーカー』の表紙やイラストの仕事を始め、児童書のイラストレーターとしても活躍

田中潤子［タナカジュンコ］
子供の頃からピアノが好きで大学では音楽を専攻。卒業後、文化施設に勤務したのち、テキサス州オースティンの語学学校に留学。帰国後に翻訳学校などで翻訳を学んだのち、フリーランスの映像翻訳者として、海外ドラマやドキュメンタリー番組の字幕翻訳、ゲーム翻訳などの仕事に携わる。絵本の翻訳は本書が初めての作品となる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[starbro]

タイトルと表紙絵に魅かれて読みました。70年以上前にアメリカで発刊された絵本の復刻本です。ピンキーの名前の由来がお洒落だにゃあ(=^・^=) ネズミを捕ることは出来ても、バレエは教えられないはずだけど（笑） https://norashoten.co.jp/book_detail/%E3%83%90%E3%83%AC%E3%82%A8%E5%9B%A3%E3%81%AE%E3%81%AD%E3%81%93-%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC/

2023/03/24

[たまきら]

読み友さんの感想を読んで。バレエを愛する洗練された黒猫のピンキー。公演を見るためにも劇場で働き続けたいけれど、彼の仕事は…。スタイリッシュな線描で描かれた素敵な劇場や人々、そして魅力的な黒猫。舞台と猫が好きな者にはたまらないです♡ピンキーはこれから違うお仕事につけるのかしら？私なら高給で雇いたいなあ！

2024/02/16

[k sato]

役に立たないって自分で思い込むことは捨てましょう。黒猫のピンキーはバレエ楽団でネズミ捕りの仕事を任されています。ところが、ピンキーはネズミを一匹も捕まえたことがなく、オーナーからは役立たずのネズミは解雇だと言われてしまったのです。そんなとき、主役のバレリーナが怪我をしてしまいました。不安で泣いている代役の女の子に、ピンキーはある提案をするのでした。バレエが大好きなピンキーは、仕事の合間に舞台袖でバレリーナの真似事をして振付を全部覚えていたのです・・・本人を良く知らなければ量才録用は実現できません。

2024/04/23

[mntmt]

ねこってバレエに向いてる気がする。

2023/05/18

[遠い日]

なんともレトロで美しいイラストに魅了されました。子ども向けの絵本にはとどまらない印象。バレエ団でネズミ捕りの仕事をしているピンキーという名の黒猫。しかし実はピンキーはネズミが怖くて１匹も獲ったことがない。けれども、バレエは好きで好きで、全公演全てそらんじることができるほどののめり込みよう。ネズミ問題であわや解雇という際に、ピンキーの意外な能力が発揮されることで、汚名返上となります。

2023/04/18